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夏の盛りのバラ 小さな私の香水の歴史

夏の盛りのバラ 小さな私の香水の歴史

昨日は会社を休んで、母と一緒にディビットオースティンローゼスというローズナーサリーに行ってきた。
母はイギリスのディビットオースティンローズというメーカーの薔薇が大好きで、そこの薔薇をたくさん日本で栽培しているのだが、どうしても本家本元へ行きたいというので、ロンドンから電車で3時間くらい、電車3本とバスを乗り継ぎ、なんとか行ってきた。
花の盛りをすぎているので、あんまり花がありませんでしたが。

夏の盛りの薔薇、というのはイギリスではいかずの後家さんのことをたとえる古い形容詞のようです。
ま、確かに薔薇は5月あたりの一番花がきれいですので、夏の薔薇はなんだろう、
ちょっと開きすぎて、枯れかけているからそう感じるのでしょうか。

ここの薔薇はオールドローズと栽培しやすく病気に強い現在の薔薇を掛け合わせて新種を作っている会社ですが、なんといっても特徴は匂いではないでしょうか。
ここの薔薇の庭に入っていつも感じることは「すもものにおいがする。」こと。
薔薇なのに匂いに「ライチがまざっている。」
薔薇なのに、「紅茶のにおいがする」
などと言った匂いの饗宴が素晴らしいんですね。
で、そのあとからあの独特の薔薇のにおいが遅れてでてきたりと、
匂いがとにかく素晴らしい。

匂いだけで言ったら私が個人的に最高と思っている薔薇の品種は
「ジュートオブスキュア」というハーディの名作「日陰者ジュード」をオマージュした薔薇が最高です。すもも、杏、ライチときてワインのような芳醇なミックスフルーツが匂ってから鼻を刺すような若いフローラルなにおい、
誰か香水で再現してくれないでしょうか。

私は香水が大好きで、いろいろな香りに興味がありますが、
どうも果物と交じっている香水が好きなようです。

香水初心者のころはコケの交じった匂いやシプレー系の
刺すような匂いが大好きで、
大学生のころ、今は亡きグレというメーカーのカボシャールや
ゲランのミツコを背伸びして買ったことがあります。
ガボシャールは今思えば、大人の香水で、
森瑤子の小説に出てきたりしてましたっけね。
ボトルにリボンがくっついていてかわいいのに香りはめっちゃくちゃ大人の
男のような香りがして、背伸びして買ったのに
難しい香りでした。
結局コレ系で大好きで落ち着いたのはシャネルのクリスタルですか、ね。

そのあと社会人になってから、私が夢中になったのは資生堂のSASOでした。
社会人になりたての頃のハナシです。
前にメークを練習した3日間という記事をここにアップしましたが、
そのきっかけになった男とつきあっていたころ、ずっとつけていました。
私と言えば「SASO」だと思う人も多かったのはこのころです。

いつからか、香水をつけなくなってふーらふらしていましたが、
ランコムのミラクとか、サンローランのインラブアゲイン、などといった香水が新発売になったころから
「果物のにおい、たまらん」という風になって、
そういう香水を買うようになりました。
一番使ったのは私にとって洋ナシのにおいが強いと思ったディオールのジャドゥールですかね。現在はディオールのジャドゥールとエスカルアポンディシェリーという香水をまぜこぜにして使っています。が、ジャドゥールがなくなって、今補充する香水を探しています。
エスカルは紅茶とスパイスと黒スグリが混ざったような多少辛口な香りで好きですが、
もうちょっと女っぽい匂いでもいいかなと今は考えています。

香りはシンプルでいいのかもしれませんが、果物と花のミックスの香を知ってしまったらもう引き返せないですね。うーむ。

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