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人間の悩みの行く末と自我による相互承認について

人間の悩みの行く末と自我による相互承認について

私は、普段からよく悩みます。

自分とは何か?自分は生きていていいのか?生きていていいなら、何のために存在しているのか?人は生まれた時から死ぬために生きている。なのになぜ一度の人生を楽しむことより仕事やお金や人間関係に苦しみながら生き続けているのか・・・?などと。

そして、私は人間関係に苦しむタイプです。他人とどう接していいのかが分からないのです。幼い時からおとなしい子と言われ内向的なタイプの人間でした。妙に大人ぶった偉そうな考えを持つ子でもありました。本を読んで、知らない知識を得ることが好きだったので、心理学の分野は得意で人の考えを見透かしたり、人の心の奥底を見ようとしてしまう子でもありました。つまりは疑り深い面もあったのです。

初めは誰の言うことも真に間に受ける正直な子だったのが、幼稚園・小学校・中学校・高校と年を重ねるごとに、人間のどろどろとした言わば心のブラックホールのようなものが見えてきたのです。それは人の安易な裏切り行為や悪びれのない悪意の行為などで、人の心を傷つけ純粋なものをむしばんでいく害虫が多く現れたからです。

人間は成長する分、多くを経験していきます。その中で良い事と悪い事のどちらをより経験するか・・もしくはどういう環境で育つかによって元あった性格が歪み捻じ曲げられていくことも多くあるでしょう。今のストレス社会には、本来あった純粋なあなたの心がヘドロのような醜い害虫に襲われてしまうことのほうが多いでしょう。純粋な白い心ほど黒く染まりやすいものはありません。一人で戦い、守り続けるにも限界があることでしょう。強く生き抜いているように見えて、本当は弱っているのではないですか?「頑張っているんだね」と心配してくれるような、本当のあなたの暗闇を見てくれる人は少ないのではないですか?

私自身、放任主義で育てられ、いじめられた時も一人で立ち向かい、友達に冷たい態度をとられ、教師が他にもいじめられて登校拒否して苦しんでいる子がいるから私だけひいきめで見れないなどと意味の分からないことを言われても、嫌がらせからいじめになりそれが凶悪ないじめに変わろうとも、一人で戦い、教師に泣きわめき怒鳴り込み、教室で大泣きしクラスだけじゃなく学校中にいじめられていることをわかってもらうことで
やっと助けてくれるようになりました。同じ学生目線で見れば、「あいつ、何恥ずかしいことしてんだ。いじめられてるのアピールしてんじゃねえ。馬鹿じゃねえの。」などと冷たい目線と馬鹿にしあざ笑う目線のが多かったことは言うまでもありません。今の親が、人間が、社会や学校が、日本が、世界がそういう見方をしているのがおかしいということに気付いているのに見て見ぬふりをして、本当の恥をさらしているのが現状です。いじめは恥ではありません。だから私は永遠にいじめが続くのを我慢するのではなく1対大勢のなか一人で戦ったまでです。一人の人間を大勢でいじめるほうが恥には見えませんか?大勢かからないとたった一人の人間に立ち向かえなかった人をかっこいいと言いますか?それとも、親や教師も友達も、世間体やいじめの巻き添えになるのが嫌だと一人の人間を否定し事実を即座に受け入れなかったことのほうが恥ではありませんか?プライドがある人間は、自分が悪かったら即座に誤りプライドを簡単に捨てられる人だと思いませんか。私は、プライドが意味もなく高くてそれが私の嫌いなところで直したいところです。つまり私もまだまだ、人に説教できる人間ではありません。私も皆さんと一緒のボーダーラインに立っているか、もしくはその下でしょう。

なぜなら、私は先ほどのいじめが1度ではなく何度もあり、ストーカーにも合い心療内科に通うような人間関係の出来ない人間だからです。トラウマが今でもずっと残り心に大きくて深い、簡単には埋められない穴が開いているのです。私は、極度な緊張や不安があると喉の奥が詰まって呼吸が上手くできなくなり、声を発することができなくなります。ほかにもいくつかの病を併発させています。もちろん今も・・・。
にもかかわらず、私は他人の前ではニコニコ何もないふりをしています。健常者どころか悩みのなさそうな温和な子で幸せそうに見られます。そして、幸せそうで憎らしいと思われます。
不思議だと思いませんか?精神異常者で常に死を目の前に考えてる人間を幸せそうだと周囲の人は言うのです。これが私と相手との距離なのです。これは、相手が私をそれだけ知らないということです。私が相手に気付かせないようにしているのです。私が常に人を信用できていない証拠ですね。

私は常に相手を警戒し、自分を守るための壁を築いています。ところがこれは、間違いなのだと知りました。相手と壁を作れば、私の自由は守られると思ったのですが、壊されてしまうのです。より固い壁を作ろうとすればするうちに、私の中に孤独という悲しみが現れはじめました。他人がいると心の自由を奪われもがき苦しむのですが、本当に一人になった時に絶大的な孤独に見舞われてそれこそ精神崩壊を何度も起こしたほどでした。なぜか・・・・?その答えもわかりました。私が本当にほしいのは、自分を認めてほしいのです。他人に。偽りの自分でなく、本当の悲しみに満ちた私の心の闇のすべてを受け止めてほしかったのです。答えはただそれだけなのです。

そこで、一つの問題が生まれます。それは、私だけではないということです。相手にも相手の自我があるのです。私を認めてほしいと。本当の私を受け入れてほしいと思うのは私も相手も同じなのです。そして、人を受け止めるのは、その人の生きてきた人生を受け止めることになりそれだけに重要なものなのです。自分の生きてきた人生を知りもしない他人に軽視されるのは存外な気分になることでしょう。つまり、片一方だけが相手を受け入れるだけでは成り立たないのです。そこには深い信頼関係・・・つまり相互承認がなくてはならないのです。相互承認ができて初めて本当の私を受け入れてもらうことができ、そしてわたしは、相手の人生を知りそこにあった傷を受け止め、幸せを受け止め、失敗を受け止めることができるのです。お互いが本当のお互いを知り、さらに理解しあうことにより相互承認は成り立ちそして私の存在意義が見いだせるようになるのです。私が生きる自信と価値を見つけるのは自分だけでは出来ません。相手との相互承認によって心が解放されるのです。

今、私には相互承認をしてお互いを認め合い過去の傷を知ったうえで、仲良くできる本当の友達と呼べる人が少数ですがいます。私の深い闇を受け止めてくれています。涙が零れ落ちてきます。私には100人の偽りの友達はいません。でも本当の相互承認できる友達は数人います。私に存在意義を与えてくれる、私の生きる源は少数の温かい人たちの心です。

本当は、あなたもわかっているのです。ずいぶん前から気付いているのです。本当の心の奥に鍵をかけて隠している涙が出るほどのつらい想いを誰かに受け止めてほしいと。そしてそれは軽率には思ってほしくないと。ちゃんと気付いているのです。でも、相手が受け止めてくれるかがわからないから怖くてたまらないのです。怖くて言えないから、表面的な薄っぺらい付き合いをして友達だと言っているのです。本当は嫌なのではないですか?心が見えない鎖にがんじがらめになっていませんか?

この話を読んで心に引っかかりが見えたり思わず涙がこぼれそうになったなら、本来のあなたの純粋な心が戻り始めた証拠です。純粋な心ほどきれいなものはありません。汚い社会にまみれたせいで心までヘドロのように汚れていたのなら、大粒の涙を流して心を少しでも洗浄してください。そして、大いに自分について悩んでください。悩むことには意味があるのです。悩んでより苦しくなるのは、その先にあるあなたにとっての大切なものを見出すために必要な工程なのです。答えが今は出なくても、悩んで、悩んでもがき苦しんだ先に心の中が晴れ晴れとするような心の開放に出会えるのです。私は、自我を見つけてから今日まで20年ほど悩み苦しみました。そしてやっと心の開放につながる第一段階を見つけることができました。人の悩みとはそれほど解決しがたい深い深い穴なのです。私はまた更に悩み続け、本当の幸福と解放を見出したいと思います。

余談ですが・・・、有名作家の夏目漱石さんも悩みに悩んで苦悩し生き続けた一人なのです。彼の書いた本は人生本ともいえるのではないでしょうか?いまドラマでもあるように、古い本を読んでみるのもいいかもしれませんね。。私も少しずつ本を読んでみたいと思います。夏目漱石さんの本は奥が深いものばかりなので、時間をかけて読みましょうか・・・・。焦ってばかりで悩んだときには本はパソコンよりもいいですよ。気づきませんか?機械文明になってから、人間はストレスがたまりやすくなって、苛立ちやすくなっているんです。私も今パソコンに向かう時間を少しずつ減らす努力をしています。パソコンを開くのが癖になってしまっているので、それで体に悪影響を及ぼしているのです。機械のない時代のが、外に出ていて体を動かしていて活き活きしていませんでしたか?

読書やガーデニングや散歩のほうが心がおちつきます。それでは、また。。

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コメント(4件)

  • Mint☆さん→長い長文を読んでいただいた上にこんなにもコメントを書いてくださりありがとうございました。自分の人生が幸せだとは言えませんが、その中で学んできたことは多く、少しでも多くの方に今の社会の現状を理解していただけたら何よりです。

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    2013/1/26 15:15

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  • 素晴らしいことです。 私もかなりネットをしていますが、理想としては、先ほど言ったそういう世界が一番で、ネットはその後になるといいなぁと思います。 ネットはまた別の楽しみ方・付き合い方があります。
    こちらでお付き合いのあるメンバーさんは素敵な方々です! 初めてなのに長文で語ってしまい、失礼しました。

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    2013/1/26 12:15

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  • 現在、本当の友達がいらっしゃるということで、良かったと思います。 私も本当に少人数ですが、友達がいます。歳を重ねてからは、無理をせず
    気の合う友達と深く付き合うことにしました。そう思わせてくれた信頼できる友達にはとても感謝しています。 最後のPCばかりではなく、本や外の世界に目を向けることは・・

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    2013/1/26 12:08

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  • 初めまして! いろんな大変なことがあった中で、よく頑張られましたね。特にいじめの話は凄いと思いました。私も小学生の時、今思うと遊びの一部としての「からかい」がありました。でも私にとってはとても傷付いたいじめでした。現在のいじめの問題にも参考になるお話でした。 続く↑

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    2013/1/26 12:03

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