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シャルビューク夫人の肖像 ナツメグの香

シャルビューク夫人の肖像 ナツメグの香

マリー・アントワネットの調香師ファージョンは「芳香ゲルマン水」(http://lohasstyle.jugem.jp/?eid=449)にナツメグを調合しました。18世紀のことです。

■ロートレック■

それから1世紀をへて、ジェフリー・フォード著作の「シャルビューク夫人の肖像」にナツメグの香りが登場しました。

背景は19世紀のニューヨーク。そこでは女性が血の涙を流す奇病に謎の霊薬が流行します。その頃「姿を見ずに肖像画を描いてほしい」という依頼を受けた主人公。シャルビューク夫人の使いは盲目の男性。なぜ彼(画家)だとわかったのでしょうか。

「自己満足の匂いですよ、ナツメグと黴の匂い・・・」~画家の自己満足の香りが手がかりとは。

ジョーマローンが最初につくった香りが「ナツメグ&ジンジャー」です。
ジョー マローン ロンドンの最初のフレグランス。メンバーさんがこちらの口コミをかいています。

https://www.cosme.net/product/product_id/332612/review/503923998



この「ナツメグ&ジンジャー」は、先に友人からフレグランスシェアをしてもらった「レッドローズコロン」とマリアージュできる~。

https://my.cosme.net/open_entry_review/show/review_id/503980955

ジョー マローンはあらかじめカップリングできるように、とってもシンプルに造っています。

ワインの銘柄をブレンドすることはないけれど。銘柄をつくる前にはいろいろブレンドして1本のワインができあがることはありますが。

ナツメグはラテン語で「特別の種類」と呼ばれていますが、ムスク様の芳香を持っています。刺激のあるスパイシーな香りは過熱すると甘くなります。ワインの香りや風味を伝えるときにもしばしばナツメグが使われます。

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ジンジャーは刺激的でスパイシーで、ナツメグのパートナーとしてつり合うイメージではありません。

画家の部屋では恋人が、蝋燭の香りをナツメグだと返します。

「シャルビューク夫人の肖像」の表紙はサージェントの描いた「ゴートロー夫人」などが選ばれていますが、私はロートレックです。詩人ポール・ルクレルクが教えてくれた。

ポルト酒を飲むときの香りづけのナツメグ。ポケットにナツメグ、ステッキにポルト酒。そんなロートレックが描いた肖像画の女性の方が、この小説には似合います。

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肖像画と香りとなると、香水好きの女性の皆様なら、マルの香水「ポートレイト・オブ・ア・レディ」を思い浮かべたでしょう。

口コミ https://my.cosme.net/open_entry_review/show/review_id/503970113

そして本好きの皆様ならヘンリー・ジェイムズの著作本を思い浮かべたことでしょう。それでは絵画好きの皆様なら・・・。どれだけの作品を思い浮かべたことでしょうか。続きはこちらで・・・。

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