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化粧水のつけ方 メーカーオリジナルのコットン使い(軽圧式塗布法) 肌の弱い人は?

化粧水のつけ方 メーカーオリジナルのコットン使い(軽圧式塗布法) 肌の弱い人は?

最近、ちょっとはまっているブログがここ

 ★★京都四条 あいこ皮フ科クリニック 院長ブログ★★
   →http://www.aiko-hifuka-clinic.com/mt/

その中にこのような記事がありました。

○化粧品カウンターに久しぶりに行きました2
  →http://www.aiko-hifuka-clinic.com/mt/2012/04/post-426.html

以下、抜粋です
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で、そのあと、クレ・ド・ポーの、あの高~い基礎化粧品(知ってますか?化粧水やクリームが何万円もするんですよ?!)を、コットン(!!)で、ご丁寧に、マッサージしながら、引っ張り上げるように、塗って下さいました。。。

 (↑ コットンで化粧品をつけることに驚かれている様子が伺えます。)

あまり長くマッサージをされるようなら、止めようかと思いましたが、言おうかな、と思った瞬間、やめてくれたので、言わずに済みました。

 (↑ コットンでマッサージをして、こすることに疑問を持たれているご様子。
    コットンマッサージを長く続けられたら、
    スットップをかけようと思ったとおっしゃっています。)

でも、あれですね、化粧品会社は、資生堂に限らず、いい加減、化粧品を引っ張りながら塗るのを止めないといけませんね。

 (エストでも、ファンデーションを引っ張り上げながら、付けられました。)

引っ張ったって、上がんないっちゅーのっ!重力があるんだから、手を離した瞬間に、落ちるでしょ?

 (いや~、これが、上がったんですよ 笑
  「スキンシンクロフィルム」とかいう、フィルムが入っいてて、
  片側だけつけたら、片側だけほっそりしたんです)

カウンターやCMやTVで、そうやって、引っ張るから患者さんが皆真似して引っ張って、摩擦を起こして、肝斑悪化させたり、キメを荒らしたり、皮膚を伸ばすから、余計タルんでしまって、ホント、ろくでもありません。

 (おっしゃるとおりで、自分でつけてみたら、それほどの
  リフトアップはしませんでした。でも、それからというもの、他のアイテムも
  引っ張りあげてつけるようになりました。
  ファンデーションだけではなく、クリームなども、引っ張り挙げてつければ、
  きっとリフトアップ効果があるはず! と信じて・・・

  ソフィーナグレイスの目元クリームのつけ方の中には、目尻の皮膚をひきあげて、
  シワの伸ばして塗りこむなんて手技もありました。)

皮は、引っ張って、伸ばしちゃうと、10代じゃないんだから、戻らないですよ。10代でも、ずっと伸ばしてると、皮膚って、伸びちゃいますからね。その分、たるむだけです。
 
 (えっ? そうなんですか? でも言われてみれば確かにそうかも・・・・)


しわ・たるみが良くなるから!と呪文のように念じながら、毎日毎日、朝晩引っ張り上げるという。。。これはもうね、一種の「美肌教」という、新興宗教ですね。

 (はい、伸びろ、伸びろの呪文、唱えております 笑
  でも、むりやりひっぱり上げて塗っているわけではなく、
  クリームなどは、単純に上から下に向けて塗るよりも、
  下から上にむかってすべらせた方が、肌が上らないまでも、
  下げるよりはいいような・・・
  重力に対して、さらに上から下の力を加えたら、
  下がってしまうと思うのですが・・・)

お金を巻き上げて、どんどん美肌とは遠ざかっていく、という、美肌とは逆のことをどんどんさせていくわけです。「より美肌になるために」とお布施(お金)を積んでいくわけです。。

もうすべての化粧品会社とエステは、引っ張るのは、止めて下さい。お願いします。

 (確かに、エステは、細かいストロークで引き上げてるかな?
  でも、引っ張るのとは、違うような気もするのですが・・・・)


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ということで、資生堂の化粧品のつけ方について、
皮膚科医が物申されていらっしゃいました。

(ちなみに、治療では、資生堂の医療用のコスメをおすすめされています)


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【追記】2015.3.15
■医療と美容の違い 
先生は、コットンでつけることを否定されていましたが、
ここに「医療」と「美容」の違いがあるように思いました。

先生、ご自身もブログのどこかでおっしゃっていたのですが、
美容、化粧は、健康なトラブルのない肌の人のためのもの。
ところが、皮膚科にくる患者さんはなにかしらトラブルを抱えて病院を訪れます。
となると、極力、刺激は与えないという立場をとらざる得ない
ということが考えられます。

メディアに登場されている美容皮膚科医の方も、
コットン全否定をされている方がいらっしゃいます。
心の中で、結局は、自分がプロデュースする化粧品を売るための、
理論でしょ・・・と思っていましたが、
皮膚科医という立場による考え方の違いというのもあるのかなと思いました。

コットンですべらすという使い方を、刺激ととらえるのか・・・・
健康な一般的な肌に対しては、問題ないのか、やはり刺激となりうのか・・・
そのあたりを知りたいところです。
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■コットンですべらす刺激は?
私も、資生堂の化粧水のつけ方について伺っていた時、
疑問に思ったことがありました。

最近の、コットン使いの傾向として、
パッティングはよろしくないという風潮があるように感じています。
実際に、SK2は、パッティングから、押さえる方法に変わりました。

コットンですべらす方法も、
肌と摩擦がおこり、肌の弱い方には、不向きという声も耳にします。

紹介した皮膚科医のブログでも、
コットンで引っ張り上げるように塗る方法について疑問を呈されています。


資生堂のクレドポーのBAさんに伺ってみたところ、
肌の弱い場合も、なでるようにつけて大丈夫というお答えが返ってきました。

しかしながら、このお答えには、ちょっと首をかしげました。
肌が弱い方に対しては、
摩擦をおこさないように、押さえてつけて下さい
と、アドバイスするのが基本ではないかと思っていたからです。

資生堂では、すべらす方法は、誰にでも有効でおすすめと
考えられているのかな・・・・と。

資生堂の化粧水のつけ方は、イラストで解説がされており、
よく、↓のような解説図を目にします。

https://www.shiseido.co.jp/beauty/season/feature/img/skin10921_02_img_01.gif

このつけ方は、おそらく資生堂で開発された独自のもので、
肌の構造、筋肉の走り方、リンパの流れなど
いろいろな観点から、最適な手技として提供されたものと思われます。

この方法で、化粧水をコットンで使うのは、
ハンドで付けるのが好みなので、自分には合わないと思いました。
しかし、乳液や、クリームをつける時に、このつけ方をするのはいいかもと思って、
サロンでレクチャーを受けたあとは、無意識のうちに、
この方法で、乳液やクリームをつけるようになっていました。

コットンを使わず、ハンドでこのつけ方をしても、
お肌が、伸びてしまうということなのでしょうか?



■資生堂オリジナル美容法
スーパーの資生堂コーナーに化粧水のつけ方
というパンフレットが置かれていました。

そこには、「軽圧式塗布法」という文字がありました。
このネーミングの中には、たくさんのメッセージが込められているのを感じられました。
「資生堂のオリジナル美容法」だそうです。

資生堂のHPを見ると、このオリジナル美容法について解説がありました。
  →https://www.shiseido.co.jp/beauty/season/feature/skincare-10921-2.html


◆「軽圧式」
この手技は、圧力のかけ方が大きなポイントであることを伺わせます。
肌表面をすべらせて動かす程度の「軽い圧力」で行うことがポイント。

つまり、「決して、こすっているわけではない」のです。
おそらく、肌に触れるか触れないかぐらいの軽い圧力をイメージしているのでしょうか?


◆「テンポ」
そして、脈拍に近いゆっくりとしたテンポの速さで行うことがポイント。
その動きは「連続性のある動き」で、脈拍と同じようなテンポであることが、
「良い刺激」となり、効果的だということが、資生堂の研究で分かったそうです。
副交感神経が優位となり、リラクセーション効果があり、
気持ちがいいと思えるのだそうです。

  資生堂では、コスメの効果を、心からもアプローチされているのは、
  特筆するべきことではないでしょうか?

    →http://www.shiseidogroup.jp/rd/mind.html

  「さっぱり、しっとり、すべすべ」など使用感触を
   脳波を用いて検出する手法を確立されているそうです。

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【参考】SK2の化粧水は、パッティングから、押し込みに変更しました。
  
   正確に言うと、変更したわけではなく、
   押し込むことを「推奨するように」ご案内を変更したそうです。

   化粧水の浸透の効果はどちらも、変わらないそうです。
   ただ、「癒し効果」は、押し込んだ方が高いということから、
   押し込んで使うようにオススメすることになったとのこと。

   「癒し効果が高い」というのは、どのような実験から導き出されたのかしら?
   脳波をとったりしたのかしら?  
   まさかそんなことまではしないわよね。 と思いながらお話を伺うと、
   特に、データをとった様子はなく、
   BAさんたちがカウンターでご紹介している感触や、
   利用者の声を総合的に判断をしたらしいです。

   長きに渡り、パッティングを推奨してきて、それを変えるというのは、
   大きな変更だと思うのです。
   当然、比較検討したデータに基づいてのことだと思っていたのですが、
   そのような検証が行われたようではなく、
   単に感覚的に(?)癒し効果がありそう・・・
   というBAさんたちの感触的な理由からというのは、
   お粗末な印象を受けてしまいました。
   30年間、気づかず、今なのか・・・ってことになるわけです。

     一方で、化粧水をシートマスクでパックする方法を、
     BAさんたちのあまり効果が感じられないという
     印象で廃止にしたエストに対しては、
     BAさんの現場感覚を生かしている・・・と感じています。
     結局、ご贔屓ブランド、お気に入りブランドかで、
     受け止め方も左右されてしまうのでした。

   SK2の癒し効果が高いから・・・という理由聞いた時、
   脳派検査でもしたのかしら?と思ったのですが、
   まさか、コスメの検証でそこまでするはずがないと思ったのですが、
   資生堂では、そのまさかの脳派計を駆使して
   癒しや、心への働きかけを検証していたのはびっくりでした。

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これらのつけ方は、資生堂の研究によってもたらされたもので、
「方向性」「圧力」「速度」を意識することを提案されています。


というわけで、資生堂独自で考案された化粧水のつけ方に、
自信を持っていることが、私に対応されたBAさんからも伝わってきました。
その裏では、メーカーの研修が、
自社のつけ方が一番であると伝えていることを伺わせます。

しかし、つけ方の動画の解説では
  →http://www.shiseido.co.jp/beauty/dictionary/lesson/basic.html#basic03

     潤いを肌のすみずみまでムラなく届けるために
     「資生堂では」コットンのご使用をおすすめします。
      
と「資生堂では」というお断りが、しっかりされていました。
  ^^^^^^

会社として、研究を重ね、このつけ方に自信を持っていることが伝わってきます。
決して、こすっているのではなく、そっとコットンを肌にあてて、
最適な圧力が、スキンケア効果を高めると考えていることが読み取れます。

しかし、コットンでつけるのは、あくまで資生堂の化粧水であるということは、
BAさんたちからは、伝わってきませんでした。



そして、肌の弱い利用者は、コットンでこすって大丈夫なんだろうか?
という疑問を持ちます。
皮膚科医の中には、引っ張ってはダメだと主張される方もいらっしゃいました。


化粧水のつけ方は、会社が推奨する方針があります。
しかし、それをそのまま受け入れられない状況というのもあるはずです。


もし、コットン使いだと肌が荒れてしまう資生堂のBAさんは、
どうしていらっしゃるのかなと思っていました。
それぞれにアレンジして使われているらしいことがわかりました。

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