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アイライナーを粘膜に?! インラインはマイボーム腺を塞ぐ

アイライナーを粘膜に?! インラインはマイボーム腺を塞ぐ

5年ほど前、パーソナルカラーのセミナーを受けた時に、
メイク方法の講座がありました。

その時に教えていただいたのが、インラインと呼ばれるアイラインの引き方。
なんと、アイラインを粘膜部分に引くというのです。
その時に紹介されたアイラインは、リキッドタイプでした。

聞いた瞬間、なぜ?
そして、粘膜にアイラインを引くなんて、どう考えたってダメでしょ。
それによって、どんな効果が得られるの?
その効果と引換に、どんな弊害が出るか、想像したら・・・・
と、講師の紹介した方法に対しメイク初心者は、疑問を持っていたのでした(笑)


当時、いろいろな美容法に興味を持ち初めていた頃で、
注目を浴びては消えていく美容法を目にし、いろいろ思うことがありました。
良いとされていたことが、あとになって軒並み肌に悪いことになっている状況。
このインラインという方法もその一つだと、確信してしまいました。


■粘膜に色素なんて・・・・
誰がこんなことを言い出したのかしら?
身体のことをちゃんと分かっている人だったら、
絶対にこんな方法を勧めるわけがありません。

モデルさんやタレントさんあたりが考えて、実践していたことが取り上げられて、
ブームになったという感じでしょうか?
あるいは、メイクアップアーティスト、美容家のどなたかが言い出したとか・・・
だとしたら、あまりに無責任すぎます。

しかし、言ったもの勝ちで、有名メイクアップアーティストが提案して、
業界が受け入れれば、通ってしまいそうです。
まさか、メーカーがアイメイクの方法として紹介した
なんてことはないと思うけど・・・
もし、このような方法をメーカー主導で、広げていたとしたら、
私はそこのメーカーは信用できない・・・と思っていました。

おそらく、若いモデルさん、もしくは、ヘアメイクさんの間で、
ビジュアル効果のみを狙った方法として、広まったのだろうと思っていました。

美容法やメイク法など、いろいろブームになりますが、
ひと目で身体に悪いとわかる方法を、プロが紹介するのはどうなんだろう。
パーソナルカラーの講師が、裏技テクとして紹介してよいのか疑問に思いました。
紹介するテクニックについて、責任ってないのかなぁと。
というより、この方法が危険だと感じ取れる感性が、
長年、メイクや美容に携わっていて、直感的に感じられないことが問題では・・・と。
恐れ多くも、メイクのど素人が思っていたのでした。



■エストのインラインに対する考え方は・・・・
その後、エストのお手入れ会の時に、インライン法について
伺ってみました。

「よく、粘膜にアイラインを引くという方法がメイクテクで紹介されますが、
 エストでは、その方法を紹介されたことがないのですが、
 どうとらえられているんですか?」 に対して

「エストでは、粘膜に引くというのは、オススメしていないんですよ・・・・」

と言われ、意を得たり! とホッとすると同時に安心しました。
やっぱり、花王は信頼できる会社・・・だって(笑)
ブームに乗ってメイク法を取り入れたりしない。というより、
一番大事な、身体にしていいこと、悪いことの判断を、
ちゃんとできてる会社だ・・・って(笑)

「そうですよね。私、粘膜に色素を入れるなんて、 絶対ありえない! 
 と思ったんですよ・・・
 誰があんな方法、言い出したんですか?」

「私もよく知らないのですが、モデルのエビちゃんが、
 初めてそれから広がったらしいですよ。
 確かに、まぶたの中にアイラインを入れると陰影ができて、
 奥行が出て、ホリが深く見えるんですけど、
 粘膜に引くのはオススメできないですよね」

「やっぱりモデルさん発、だったんですか。
 それじゃ、しょうがないですよね。
 モデルさんがやってるって言えば、飛びついちゃいますもんね。
 インライン、ここまで広がっているのに、提唱された方の名前を聞かなかったので、
 もしかしたらどこかのメーカーが、こういう入れ方をするとするといいと
 提唱したのかなと思っていたんです。
 流石に、メーカーが、そんな馬鹿げたことは言わないですよね・・・・」


その後、インラインは目によくないという話が、流れてきました。



■まつ毛の間を埋める方法
そんな会話をしてから、何年かたち、
資生堂のメイクアップアーティストさんによるメイクを
2回ほど、体験する機会がありました。

その2回とも、紹介されたアイラインの引き方が、
まつ毛の間を埋めるようにしてラインをひく方法でした。

「以前は、粘膜に引くってよく言われましたが、
 粘膜ではなく、まつ毛の間なんですね。
 それなら、粘膜に触れなくて安心ですね・・・・」

と話しながらも、なんとなく、心配がよぎってました。
まつげの生え際あたりにも、何か「腺」があった気がするんだけど・・・・


なんとなく、まつ毛の間というのも、どうなのかな?と疑問を感じていました。
幸いに、アイラインの引き方が下手なことも手伝い、
上手にまつげの間を埋めることができず、
まつ毛の上のあたりにアイラインを引いていました。


■ツケマで、まぶたが痛む
久しぶりに会った友人談。
ツケマを使うようになったら、ノリで毛根が埋まって、
毛根が死んでしまい、もうまつ毛が生えないと言われてしまったのだそう。

確かに、まつ毛周りって、デリケートな部分だったはず。
「まつ毛の間」をアイラインで埋めるのも、
やっぱりよくないんじゃないかなぁ・・・と思っているところに、
まつ毛の間を埋めるアイラインの引き方について、紹介されました。


  ○アイライナーはこうして引くのが目の為にはベスト!らしい・・・。
    →https://beautist.cosme.net/article/1055357


やっぱり、まつ毛の間を埋めるのも、よくないってことなんだ・・・
ということで、何がいけないのか、調べてみました。

   ○あなたの知らない世界〜 vol. 2 マイボーム腺が危ない!
     →http://www.hashidaeyeclinic.com/topics/topic06.html


そうそう、マイボーム腺です。
まつ毛の生え際には、マイボーム腺という小さな穴があり、
ここから、油分を分泌して涙成分に油分を加え、油膜となり、
涙の蒸発を抑えているそう。
ということは、この腺を塞いでしまうと、水分蒸発を押さえる機能が阻害され、
ドライアイの原因や炎症の原因になるとのこと。

アイライナーを睫毛の生え際より内側に入れるインラインは、
マイボーム腺の開口部をきっちりふさぐ形となっていて、
顕微鏡で診察するとぞっとするそうです。



つまり、粘膜だろうが、まつ毛の間だろうが、
まつ毛の根元周辺にアイライナー、マスカラは御法度ということです。


ほかにも、こんなまとめがありました。

   びっくりする程"デカ目になれる”インサイドラインが危険なワケ
      →http://matome.naver.jp/odai/2136553727271408001


アイメイクも専用リムーバーを使ってきちんと落とし、
つまりのないように注意することが大事とのこと。

これまで、アイメイク用のリムーバーは、めんどくさくて、
あまり利用していませんでしたが、ちゃんとオフしないといけないなと思いました。


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