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バニラの誘惑。

バニラの誘惑。

今日はフレグランスのお話、なのでまずは
フレグランスの種類について、勉強してみようと思います。

フレグランスの種類は、香料の含有率が高いものから順に

香水(パルファン)>オードパルファン>オードトワレ>オーデコロン

香料の含有率が高くなると、その分、香りの持続時間も長くなります。

最も香料の濃度の高いパルファンは
つける人の体臭と混ざり合って、体に近いところで香ります。
手首に一滴つけ、その一滴を膝の後ろにもつけるなどすると、くどくなりません。
香料を多く含んでいるので、直射日光の当たる部分にはつけないようにしましょう。

フランス語で“オー”は“水”なので、香料が水で薄まるイメージですね。
オードパルファンだとパルファン水、したがってパルファンよりも薄いのです。
オードトワレは“お化粧室で使う水”という意味で
オードパルファンよりもさらに薄くなります。
この2つは、肌に直接つける以外にも、肌着につけたり、
空中にスプレーしてくぐったりしてつけることもできます。
ただ、香りの届く範囲がパルファンより広いため、つけすぎないようにしましょう。

オーデコロンは……分からなかったので今調べましたが(笑)
ナポレオン時代にケルンで売られた薄めのフレグランスが発祥らしく
それに由来しての“ケルンの水”という意味だそうです。
香料の濃度が低い分、香り方も香りの持続力も低いので
一番ダイナミックにつけることができます。
香りにもよりますが、お風呂上がりなどにつけたり
ルームフレグランスのように部屋にスプレーしたりしてもいいのです。


私は、フレグランスはその日の気分で使い分けたりはせずに
気に入った1種類をずーーっと使い続けるタイプです。
周りに「ゆかりの匂い」と認識されるくらい、同じ香りを使い続けます。

そんなことで、家にフレグランスって、ほとんどないんです。
今あるのは、この3つだけです。

*JILL STUART オードパルファン<ヴァニララスト>(廃盤)
*JILL STUART ヴァニララスト オードパルファン
*Jean-Paul GAULTIER “クラシック” オードトワレ

GAULTIER、100mlだから大きい(笑)
どれもバニラの香りがベースなのが共通ですね。
最初はクラシック一筋だったんですけど、高校時代から7~8年使い続けて
クラシックの香りに対して鼻がバカになってしまったので
何となく購入していたヴァニララストも並行して使い始めました。
でも私の鼻はどうやらバニラに対してバカになっていたらしく
ヴァニララストの香りも、結構すぐに分からなくなりました(爆)

ヴァニララストは、好みの香りなので、廃盤になる時に
とりあえず購入しておいたのですが、あとで定番として復活したのです(笑)
JILLのフレグランスって、発売時はミニチュアボトルのノベルティがつくので
新しくなった方も、ノベルティにつられて購入していました。
(ジルバイやナイトジュエルは、自分ではつけないので友達にあげました。
「えっ!?新品じゃん!?」と恐縮されたけど
いいの、私の目的はミニチュアボトルだけだったから 笑)

このヴァニララスト2種、微妙に香りが違います。
私の好みは旧ですが、今の定番の方が、やや軽やかでつけやすいと思います。

バニラって濃厚なものが多いので、夏場は特につけすぎに注意しています。
鼻が良いので他人の香りは気になるくせに
バニラの香りに対してだけは鼻が利かないので
本当にこわごわ、上半身にはつけず、膝の裏にだけつけています(笑)
バニラは夏には向かないとされているのですが(むわっと香るので)
夏の間に代わりに使うフレグランスで、好みのものが見つからないんですよね。
なので通年、バニラの香りをまとっています。


先日、大阪三越伊勢丹のGUERLAINでフレグランスを試させていただきました。
私がバニラの香りやグルマン系のフレグランスが好きだとお話しすると
最初に出してくださったのは
ラール エ ラ マティエールのドゥーヴル ヴァニーユ。
好きな香りではあるのですが、今の私には
ちょっと大人っぽすぎる気がして、首を傾げていると
エリクシール シャルネルのグルマン コキャンをオススメされました。
確かにこれは、今、好きな香り。
ただ甘いだけじゃなく、無邪気なのにスパイシーで、どこかセクシーです。
そして「ちょっと違った雰囲気で」と出してくださったのが
ラール エ ラ マティエールのキュイル ベルーガでした。
こちらは時間経過ですごく印象が変わる、オレンジの入ったレザーノート。
繊細で、つける人の体温や体質によって印象ががらっと変化しそうなので
こんな香りも、他の人と被りたくない私には良いのかもと感じます。
最後に出してくださったのは、ヴォワイヤージュのモスクワ。
これは好きな香りなんだけど、私のつける香りではないなと思いました。
他の人がつけてたら、いいなと思うんでしょうけど。

ドゥーブル ヴァニーユを肌につけさせていただいたのですが
私の場合、つけて数分で白檀っぽい香りが立ってきました。
BAさんいわく「重めの香りが立ちやすい方なのでしょうね」と。
これはこれで好きなのですが、ムエットで嗅いだ時よりも
さらに大人っぽい印象になって、今の私では香りに負けるような気がしました。
……10年経ったら宜しくお願いします(笑)

で、「ご自宅でもう一度嗅いでみたい香りはありますか?」と聞いていただき
BAさんの推しらしいグルマン コキャンをお願いしました。
(ずーっと「一番お似合いだと思います」と言われていた)
ムエットを袋に入れてくださるんです。
帰宅してから嗅ぐと、店頭で嗅いだ時より意外にフローラルで奥行きがありました。
これだと、もう少し先、香りの好みが変わってもつけられるのかも。

でもとりあえず今、一番好きなのはマイ アンソレンスだったなぁ。
ただ今年26歳になるので、マイ アンソレンスは可愛らしすぎるような……
もう少し保留かなぁ。

とりあえず今のところは、クラシックのままで行こうと思いました。

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コメント(6件)

  • リュシアンさん 初めまして、コメントありがとうございます。ヴァニララストは何と言うか、女性の夢が詰まった香りですよね(笑)フレグランスって、肌につけるとムエットとは全く香り立ち方が違ったりもして、難しいですよね。でもだからこそ、一番の香りを夢中で探してしまうのかもしれません。

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    2013/5/21 13:32

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  • 初めまして☆とっても勉強になりました(^-^)b》ジルのヴァニラ、先日初めて嗅いだのですが一嗅ぎ惚れでした(^o^) 生理中や直前は香りの感じ方が変わってしまって…、この期間はなるべく避けて何度もお試し→購入しているのですが、奥深く難しいです。是非また香水哲学の記事、UPお待ちしております♪

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    2013/5/19 19:39

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  • mokomamanさん クラシック、関西では難波高島屋にしか売ってないんですよ(笑)グルマン、本当にこの季節には合いそうですよね。ヴァニーユエキスキーズですか。mokomamanさんのオススメなら間違いありませんね。ちょっと今度見てきます。

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    2013/2/3 23:44

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  • ゎゃゃさん インカントは好き嫌いが分かれなさそうですが、若い感じですよね。GUERLAINのフレグランスって、どれもあまり日常使いって感じがしませんよね(笑)ゴリ押しのピンクって、ラ プティットローブ ノワールでしょうか?あれは私もあんまりです。オムニアクリスタリンもいいですよね。

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    2013/2/3 02:33

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  • 763さん 本当に!体温や体質で香りの立ちやすい香料・立ちにくい香料などもあるみたいですしね。自分は好きな香りでも、嫌いな人だっている訳ですしね。

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    2013/2/3 02:29

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  • 香りって難しいですよね。好きな匂いを相手に伝えるのも、探し出すのも。人が付けていいと思っても自分にはに合わなかったり。

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    2013/2/2 11:34

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