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五月の薔薇と香水

五月の薔薇と香水



薔薇は薔薇でも香りはバラバラ。クレオパトラのイスパハン、アントワネットのロサ・ケンティフォーリア、后妃ジョセフィーヌのブルガリア・ローズ。

薔薇に例えられた女性も数多くおりますが、5月の薔薇に例えられたのがオフィーリア。



記事 五月の薔薇に髑髏とロビン ミレイのオフィーリアから Millais's Ophelia
http://lohasstyle.jugem.jp/?eid=203(2010.05.01 Saturday)

ミレイは花々を描き込んだ流れていくオフィーリアを作品にしましたが、花言葉は彼女の人格とすぐそこにある突然の出来事を伝えています。



薔薇オフィーリアは、1912年作出のピンクの「オフィーリア」と1918年作出の黄色の「ゴールデン・オフィーリア」があります。

どちらも香り高い薔薇です。香りといえば薔薇も香水も個人の感覚によって讃える基準が違います。



古代イランのペルシャはバラの原産地。薔薇の園のエラム庭園は、5月には薔薇が咲き乱れています。ムハマンディ・ローズ(ゴレ・モハンマディ)は香料のバラなのですが、イランのローズ・ウォーターがこのバラです。

ゴレ・モハンマディと呼ばれるダマスク・ローズの庭園が広がるのはカーシャーン。



花弁から精油を抽出したローズオイルは香りと癒し。花弁を蒸留してつくられるローズ・ウォーターはスキンケアにも飲んでも、香りを楽しむこともできますね。

その花びらや実は砂糖漬けやジャムにシロップ、そしてハーブティーにエディブル・フラワーと私たちのテーブルを飾る薔薇の食事にも。



ペルシャ貿易のイラン産 Gol Ghatreh Far ローズウォーター 5L は、5,700円(税抜)なんです。食用として作られているペルシャのローズウォーターは味が違います。



ペルシャのバラでつくられたアロマフレグランス。アロマキャンドル、インセンスがシリーズでもつくられているのです。香りは「バイオレットとミルラの香りを感じさせるローズ」であり、かつてペルシャで珍重された満開のバラ本来の華やかな香り。


薔薇の香水はたくさんあります。フレデリック マルの「ユヌ ローズ」は試してみたい香りです。今回ご紹介する薔薇の香りは、日本の女性に生まれたのなら一度は使うべきという香りです。



菊の御紋の香水といえば久邇香水。紳士と淑女用に揃えられていますが、こちらは小さなボトルのローズ。ジャスミンもつくられていてカップリングできる香りです。皇后の兄君久邇朝隔王がご創作された香り。白薔薇の香りです。

http://kuni-jp.com/kousui.shtml



リッチ・リッチ。いまさらニナ・リッチ?という30代、40代の女性が周囲に多いのですけど、私はリッチ・リッチを薔薇の香りとして残しておきたい。

ロサさんが究極の薔薇を記事にしていましたが、薔薇も香水も究極を求めるには人生って短すぎますよね。私は100や200やそこらの香りだけでは満足できない。せめて死ぬまでに1000の香りは知っておきたい。そして薔薇もです。

その中でゲランの「ナエマ」をどうしようかと。私が読んだアラビアンナイト(バートン版)にナエマとマハネの物語は出てこなかったので。イブラヒム・ビン・アル・マーディと理髪外科医の物語のはず。

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