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スキンケア：肌が記憶しているスキンケア
2012/8/27 18:17
スキンケアというのも、長年の習慣の中で、
「肌が記憶」しているものではないかと最近、感じるようになりました。
■手抜きをした方が好調なのは？
お肌診断をして、一生懸命やっているときよりも、
適度に手を抜いている方が意外に結果がよいことが
かなりの頻度であるんです。
なぜそうなってしまうのか、不思議だったのですが、
最近、なんとなく思うのは、先祖返りではありませんが、
昔のいいかげんケアをお肌はまだ覚えていて、
もしかすると、それを心地よいと思っているのかも・・
という勝手な解釈です。
■長年のお手入れ習慣
きちんとしたスキンケアせずに、
20年という月日を過ごしてきました。
朝、夜の洗顔はお湯洗い。洗顔料を使うのは時々。
洗ったあとは、タオルでゴシゴシ。
化粧水、乳液も、お化粧をした日だけしかつけない。
クリーム、美容液なんて買ったこともない。
そんな習慣から、次第に化粧水、乳液はマスト。
美容液、クリーム、パックといろんなものを使うようになって、
全体としては、肌の状態がよくなってきた気はします。
【関連】
○洗顔法：人の肌は、お手入れ法に順応する？！
→https://beautist.cosme.net/article/275475
ところが・・・・
■逆転現象の不思議
化粧水パックはしてるし、マッサージもちゃんとしている。
スペシャルマスクも昨日、したし・・・
お肌診断の結果は、さぞいいものと思って測定すると、
えっ？ こんなもの？ なんだか、水分少ない・・・
とがっかりすることがあります。
一方、最近、なんにもしてないなぁ。
お肌チェック、悪そうだな・・・と思って測定していただくと、
意外や意外、良い結果になることがあるのです。
あまりしていない方が、結果がいい。
それってどういうこと？！ 何もしない方がいいってことじゃない…
と思っていたのですが、はたと思ったのです。
■お手入れの先祖がえりをしているんじゃないか・・・って（笑）
紫外線をお肌が記憶しているのと同じように、
長年、続けていたお手入れをお肌は覚えていて、
その状態を、突発的に思い出しているんじゃないか・・・って。
植物でも、斑入りの植物が、一度は安定したのに、
ある条件になると、また、緑色に戻ってしまうのと同じで、
新しい、スキンケアに順応するものの、
何かのきっかけで、以前の何もしない状態の
心地よさを思い出しているのかも・・・
■洗顔しないと気持ち悪い一方で・・・
泡洗顔をしない習慣だったのが、
朝も泡で洗うようになったら、洗わないと気持ち悪く感じるような
肌になってしまっているというのも現実にはあります。
しかし、どこかに、洗わなくても平気だった状態というのも、
奥深くに眠っていて、何かの拍子に現れるのかなと思ったりしています。
■体の水分
そう考えると、納得できることが、他にもあります。
この夏、熱中症対策に、水分補給を・・・と言われるのですが、
どうも、水をあまり欲しないというか、
そんなに水補給を気にしなくても大丈夫な体質なんです。
そこで、思ったのが、
私の年代の中学、高校時代の運動部は、水を飲んじゃいけない世代でした。
今ではとうてい考えられない根性論の中、体はその過酷さに耐えていました。
やはり、ここでも、体はその環境に適応して耐性ができていて、
過酷な状況でも倒れることなく、長時間のトレーニングをこなしていました。
きっと、その頃の記憶がまだ体には残っているのではないかというのが、
最近の悟りです・・（笑）
とはいえ、年も年なので、熱中症は危険と、
のどが乾かなくても、水を飲むようにしていたら、
今度は、水を欲するような体になってきました（笑）
■スキンケアに置き換えると
最近、角質ケアや、オイルクレンジングの是非について考えていて、
これも、同じだなと思いました。
きっと、人には「肌が記憶しているお手入れ法がある」んじゃないか・・・て。
それは、hachi-mitsu さんの記事を拝見した時に、何か確信した気がしました。
○打倒！乾燥肌！！（by hachi-mitsu さん）
→https://beautist.cosme.net/article/284994
自分にとって、とてもコンディションのよい状態のお手入れ法があった。
でも、夏ということもあり、オイル分が気になり変更。クリームも・・・
すると出たこともないニキビが発生。
さらに敏感肌用高保湿タイプに変えるも、下降をたどり乾燥肌と診断。
オイルクレンジングが悪いと言われ、クリームクレンジングに変更。
くるくるが刺激となり、肌が薄くなり水も油も保持できなくなった模様。
オイルクレンジングに戻したけど、やはりクリームの方がいいのかな？
さらにラインを変え、水分、油分は少し上昇したけどまだ足りない。
薄くなった肌を戻すのは大変。
そこで、自分の肌に合った自分の方法を、打開策として立案されていました。
■一般論が肌をダメにする？
このお話を伺って思ったのは、
栄華を極めたとも言えるほどのお肌状態も、
ちょっとした変化によって、大きく変わってしまうということなんですね。
それをリカバリーするために、いろいろ試してみたくなるのですが、
それが、さらに悪影響（？）を及ぼしてしまったり・・・
そして、ここに、スキンケアの一般論が持ち込まれることによって、
返ってお肌に悪い状況を招いてしまう。
人には、一般論とは別に、肌が記憶しているケアがあるのだと思ったのでした。
そして、一度、崩してしまった状態からの脱出は、
自分の肌と対話しながら、一つずつ、原因を見極めながら、
対処することが大事なんだなと思いました。
そして、オイルがダメ、角質ケアをしないとダメといった
一般的な美容情報をそのまま取り入れると、
それまで、せっかく自分の肌に合ったスキンケアが出来上がっていたのに、
崩してしまうことがあるのだと思いました。
一般論としては、ダメと言われたとしても、
自分の肌に聞いてみて、調子がよさそうなら、
それは、生かした方がよいのだろうと思います。
■角質ケアをしたら、キメが乱れた
私も、角質ケアという概念を聞いて、
ピーリングジェルを使って角質ケアをしたあとに、
肌測定をしたら「キメが荒れてます」と言われました。
これまで、「キメは整っています」って言われてきたのに、
ちょっと、ショックでした。
崩れたキメを整えるためには… といろいろ手を出しそうになって調べていたら、
あれこれしたことで、ターンオーバーのサイクルがめちゃくちゃになって、
お肌が育たたなくなりボロボロになったという例を目にしました。
これは、ここで、一切、余計なことはせず、
これまでと同じお手入れに戻した方がいいだろうと思いました。
そしたら、なんとか元に戻ったようです。
■記憶しているスキンケア理論、肌理論
○○はよくないと言われても、
その方法で、安定している人はいっぱいいるのだと思います。
一方、よかれと思って変えたケアが、逆効果。
その代表とも言えるのが、オイルクレンジングではないでしょうか。
よくないと言われていますが、
この方法で肌がきれいな方は、いっぱい。
そして、それを取り入れている方たちは、
その方なりに、工夫してアイテムを選んだりしています。
■共感できる肌理論
メーカーさんによって、いろいろな肌理論があることを知りました。
角質ケアや、乳液先行など・・・
角質ケアというのは、私は最近になって知った理論でした。
花王の製品をずっと使っていたのですが、
花王の化粧品には、角質ケアという概念がないというか、
角質ケアに否定的なメーカーらしいということを知りました。
そのため、私の肌は、角質ケアというお手入れの記憶を
肌がしていないのかもしれません。
そういう手入れをしたらびっくりしてしまったのかも（笑）
あるいは、今、使っている化粧品が、
角質ケアを積極的に行わなくても
自然な代謝サイクルで、角質がはがれるように整えてくれて
いたのではないかと理解しました。
せっかく整っているところに、わざわざ剥ぐようなことをしてしまった・・・
美容情報はいろいろありますが、
自分の肌が長年の習慣の中で記憶しているお手入れ方法もあると思うので、
それを基本にしながら、
悪いと言われる方法がよいこともあるし、
よいと言われる方法が、自分にはよくないこともあるので、
肌と対話しながらみつけていくことが大事なんだなと思いました。
【コメント】
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●キトキトさん100がコメント'12/8/29 9:32
>hachi-mitsuさん コメントありがとうございます。自分の肌って知らないようでいて、実は自分が一番、よくわかっているのかもしれませんね。ＢＡさんから的確なアドバスをいただく一方で、一般的にはよいことが、自分に合わないのは、経験上、自分が一番わかってる。ローションパック合わないとのこと。. 私がローションパックをして思ったことです。→https://beautist.cosme.net/article/229668 →http:/beautist.cosme.net/article/228209 考えてみたら、私も次第にローションパック、しなくなってました（笑）.
●hachi-mitsuさん100がコメント'12/8/28 21:18
スキンケアは本当に奥が深いです～＾＾；カウンターでは必ずマッサージをすすめられますが、キメがかなり細かいため乱れやすい私はマッサージは厳禁。ローションパックなどもすすめられますが、あれも肌バリアをゆるめて奥に水性の美容成分を届ける・・というものなので、肌調子の良い時じゃないと逆効果だとか。.
良いといわれていること、悪いといわれていること、その匙加減は結局は自分しだいなので、あまり手をかけず必要なものだけ取り入れるのがベターなのでは？と最近思うようになりました。でもコスメ界は本当に流動的！流されず、お肌を見つめていきたいですね＾＾
【関連】 肌の記憶
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○スキンケア：肌が記憶しているスキンケア ←ここ
→https://beautist.cosme.net/article/289460
○美容理論：化粧品メーカーの美容理論は肌が記憶している？！
→https://beautist.cosme.net/article/291009
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