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かなり前になりますが、熊野の町おこしがテレビで取り上げられていました。
毛筆の産地だった熊野。
しかし、筆の需要が減り、立ち行かなくなったところに、
毛筆の技術を活かして、化粧筆を作り始めたところ、
それが、評判をよび、世界的に有名になったといいます。
世界の有名化粧品ブランドが、
自社の筆として発注するほどの技術。
メイクアップアーティストの御用達ともなっているという
紹介番組が放送されていました。
そこに登場したヘアメイクさんの言葉が印象的でした。
「全く仕上がりも違うし、毛の質も違う」
「思い切ってこの筆に全て変えた」
そして何も言わず、松田聖子に使ったそう。
すると、すかさず、反応が・・・
「なに？ この筆は？ どうしたの？」
「すごく気持ちいい・・・」
さすが本物を、見極められるアーティストといったニュアンスで、
語られていました。
そんなに違うものなの？
その感触って、どんななの？
その違いは、私にもわかる？
わかる人にしかわからないものなの？
とっても興味を持ったのでした。
その時に、確か「白鳳堂」というメーカーを、
紹介されたのだと記憶しています。
それから、ずっと頭の片隅にインプットされていきました。
機会があれば試してみたい・・・と思っていたら、
デパートに入っているのを見つけたので、行ってみました。
ズラリと並ぶ、筆の数々。
シャドー用だけでも、何十あるかわかりません。
その量に圧倒されてしまいました。
そして、お値段を見たら、さらにびっくり仰天。
何、このお値段は！
もう、別世界のお話です。
次元の違うところに存在する商品に思えてしまいました。
チークブラシが気持ちいい・・・・
その体験をしてみたいと思っていたのですが、
私ごときが近づくような場所ではない気配が・・・
どれをどう手にしたらよいかもわからず、
その筆たちを前に、遠巻きに眺めるだけ。
こんな筆を使うのは、
相当なコスメフリークでないと・・・
このメイクで、この筆を使おうなんて100年早い！
そんなことを思われそうと思ってしまいました。
勇気を振り絞って、パンフレットいただくのが精一杯。
すごすご、退散してきたのでした。
そのパンフレットときたら、またすごい！
冊子になっているのです。
こんな数の筆から、何を、どう選べばいいのよ・・・
って感じです。
こういう道具というのは、いつか手にしたいという
憧れの対象になるものだと思うのですが、
私にとっては、異次元のものでしかありませんでした。
一生縁はないもの。
でも、世の中にはこういうものが存在しているんだ。
という目の保養となりました。
ところがきっかけは訪れるものなんですね。
パーソナルカラーのセミナーを受けた時に、
「いい道具を持ちましょう」
そんな一言が、奥に眠っていた「白鳳堂」という、
メーカーをゆすり起こしたのでした。
一度は縁がないと思ったとしても、
それとお付き合いが始まることもあるのでした。
情報を知ったとき、何か心の引っかかりがあると、
何かの時に、その糸をたぐり寄せることができるのかもしれません。
【関連】化粧筆
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○化粧筆：なでしこＪＪＡＰＡＮの副賞はどこの筆？
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○化粧筆：熊野筆といえば・・・「白鳳堂」
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○化粧筆：【白鳳堂】一大イベント 化粧筆の洗い方
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○化粧筆：【熊野筆】 松田聖子がすぐ違いに気づき大絶賛したというテレビの記憶 ←ここ
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○化粧筆：【洗い方】化粧筆を無水エタノールで洗って大丈夫？
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○化粧筆：【白鳳堂】どこのショップも同じような対応をしてもらえる？
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○化粧筆：【コラボ企画】「化粧筆の正しいケアを化学的に検証してみた」を受けて
→https://beautist.cosme.net/article/341553
下記は、これまで化粧筆に関する記事をクリップしてきたものを
まとめたものです。
みなさんそれぞれに筆の選び方、付き合い方があります。
いろいろご参考にしていただき、ご自身に合った筆を見つけ、
手入れの方法もみつけていただけたらと思って・・・
○INDEX：化粧筆 熊野筆 白鳳堂 洗い方 収納（my クリップから）
→https://beautist.cosme.net/article/341459
