3384views

化粧筆:なでしこJAPANの副賞はどこの筆?

化粧筆:なでしこJAPANの副賞はどこの筆?

コスメ好きなら、いつかはちゃんとした化粧筆を持ちたい。 .
そんな思いをもっている方も多いと思います。

   化粧筆といえば熊野。
       熊野筆といえば・・・・・・・

さて、ここでどこを思い浮かべられるでしょうか?

    白鳳堂? 竹宝堂? 竹田ブラシ?

なでしこJAPANの国民栄誉賞の副賞として贈られたことで、
熊野筆は一躍、有名になりました。

私はこの一報を聞いた時、てっきり
「白鳳堂」が選ばれたのだとばかり思っていました。
実際に贈られたのは「竹田ブラシ」です。

   竹田ブラシ?  

「竹宝堂」なら知ってるけど、知らなかったなぁ・・・
どういう経緯でここの筆が選ばれたのかしら?
熊野筆だって、いろいろなメーカーがあるはずなのに・・・・


  通販会社のサイトには、次のように書かれていました。

    規模は小さいながら、丁寧に精魂込めて
    1本1本製造する姿勢が今回選ばれた最大の理由です。

    毛先に全くハサミを入れずに整え、
    逆毛(根元と毛先が逆さになっている毛)や擦れ毛(毛先がすり減った毛)を
    丁寧に取り除くため、非常にソフトな肌触りを実感できます!


これ、竹田ブラシだけじゃなく、他の熊野筆だって
同じような製法で作っています。

  こんな推測がありました(あくまで推測です)
     →http://ameblo.jp/yumematsuge/entry-10990974027.html

まあ、副賞に選ばれたことで、いろいろな憶測が飛び、
その後も、なでしこの筆を語った商品がいろいろ出てきたようです。

竹田ブラシのHPにも、これまでのトラブルの経緯が書かれていました。
   →http://takeda-brush.com/002.html

「熊野筆」を、副賞を製造した「メーカー」という
誤解をした情報が、新聞・テレビ・百貨店などを通し拡散し、
「熊野の筆ならば副賞と同じ」メーカーという認識が広まってしまったようです。

そして、このことを利用するかような販売
「なでしこJAPANに贈られた熊野化粧筆」
「なでしこ愛用の熊野化粧筆」 というセールストークが、
飛び交っていたようです。


   なぜ、竹田ブラシが選ばれたのか? 


という素朴な疑問を持ったのですが、
誤解を受けて販売されていくことを憂い、
きっちり自分たちの思いを届けようとする姿勢。

HPを見ると、熊野でも一番、小さな会社だと思うと言われています。
しかし、真摯に筆を作ってきた会社であることが伝わってきます。
自信を持って筆を作り、筆を愛していること。
そして、熊野筆全体の発展も考えているという思いが伝わってくる気がします。

副賞の熊野筆が、個人的に一目を置いていた「白鳳堂」では
ありませんでしたが、
いろいろあったのかもしれませんが、
小さな会社でも地道にものづくりをして行けば、
光があたるという例になったのではと思われます。

副賞メーカーが白鳳堂だと思ったのは私だけではなかったようで、
いくつかのマスコミも、てっきり「白鳳堂」だと思ったらしく、
白鳳堂に問い合わせの電話が入ったそうです。
(竹宝堂にも、問い合わせがあったみたいですが・・・)


ということで、なでしこの副賞として贈られたのは7本の化粧筆のセット。
そのセットを5本にしたものが、贈られた頃に発売されていたようです。
さらに、いろいろ変形バージョンもあり、
今は、7本のセットもあるようです。


実際に店舗に行ってみました。

実は、すでに筆のセットはもっていて、
その筆を洗いたいと思っていたのですが、
他のメーカーはどのように洗うのか参考に伺ってみたかったこと。
また、メンテに関する問い合わせなどの対応は
どうなのかなと思って、行ってみました。

買うか、買わないかもわからないようなお客さんに対し、
とても、丁寧な接客をされていました。
メンテナスの方法なども、まだ購入しているわけではないのに、
詳細に教えていただけました。

白鳳堂の店舗でも感じましたが、
職人が丹精込めて使った商品を扱う店員さんは、
その商品に対する思い入れも強く、
それが接客にも現れるということを感じました。

そして、熊野筆を見かけてた時に、
これまで、必ず聞いてきた質問があります。

「熊野にはいろいろなメーカーさんがあると思いますが、
 こちらの特徴はどんなところですか?
 たとえば、白鳳堂との違いは?」

返ってくる答えはどこも同じでした。

毛先を切らずに一本一本丁寧にそろえているのであたりが柔らかい。
毛質を厳選して選んでいる。
傷んだ毛を取り除いている。
熟練した職人が、一つ一つ手作りしている。

どこのメーカーもこの決まったお答えなのです。

竹田ブラシのHPでも、同じようなことが言われていました。
   →http://takeda-brush.com/003.html

他メーカの熊野筆を見たら、
「ところで、自社の製品の特徴のセールストークはなんですか?? 
 贈られたメーカーとの違いは?」
と聞いてみては? と・・・

私は、自分がいいと思っている「白鳳堂」の名前を出して、
「竹田ブラシ」で違いを聞いてみました。

語られた違いは、「白鳳堂」で聞いた話と同じ内容でした。
しかし、一目置いていた「白鳳堂」のお話も、
自社独自の特徴については、語られてはおらず同じお話でした。

どちらも、きちんと作られている熊野筆の特徴的な内容で、
それ以上の「自社の」オリジナルな特徴について、語られないことが、
ちょっと残念に思っているところでした。


キトキトさん100人以上のメンバーにお気に入り登録されていますがコメント'13/2/11 11:21
>とだいさん 竹田ブラシをご愛用でしたか。最初、なでしこ副賞と聞いて、なんで私が愛用している白鳳堂じゃないのよ!って思ったのですが(笑)店頭に行ってお話を伺ったら、なるほど納得。とても真摯に筆作りをされている会社だってわかりました。好きになれるブランドが見るかるっていいなと思いました。.
コメントを削除する
. とだいさん100人以上のメンバーにお気に入り登録されていますがコメント'13/2/10 22:17
私は10年ほど前から、竹田ブラシ製作所のブラシ愛用者です。洗顔ブラシとかもありますよ。やさしく洗い上げるのにすっきりして、いい感じですよ。私のは使い倒しているので、そろそろ買い換えないといけないですが。.


--




【関連】化粧筆
============================================
○化粧筆:なでしこJJAPANの副賞はどこの筆?
  →https://beautist.cosme.net/article/333143

○化粧筆:熊野筆といえば・・・「白鳳堂」
  →https://beautist.cosme.net/article/333884

○化粧筆:【白鳳堂】ブラシの洗浄は、ほとんどしなくていいってどういうこと!?
  →https://beautist.cosme.net/article/335303

○化粧筆:【白鳳堂】筆を洗う「温度」の謎  ぬるま湯って? 
             HP・しおりと店頭で違う? 
  →https://beautist.cosme.net/article/335656

○化粧筆:【白鳳堂】一大イベント 化粧筆の洗い方  
  →https://beautist.cosme.net/article/321461

○化粧筆:【熊野筆】 松田聖子がすぐ違いに気づき大絶賛したというテレビの記憶
  →https://beautist.cosme.net/article/333867

○化粧筆:【洗い方】化粧筆を無水エタノールで洗って大丈夫?  ←ここ
  →https://beautist.cosme.net/article/341425

○化粧筆:【白鳳堂】どこのショップも同じような対応をしてもらえる?
  →https://beautist.cosme.net/article/341451



○【コラボ企画】メイクをしないアラサー男子が化粧筆の正しいケアを化学的に検証してみた
  →https://beautist.cosme.net/article/341468

○化粧筆:【コラボ企画】「化粧筆の正しいケアを化学的に検証してみた」を受けて ←ここ
  →https://beautist.cosme.net/article/341553


下記は、これまで化粧筆に関する記事をクリップしてきたものを
まとめたものです。
みなさんそれぞれに筆の選び方、付き合い方があります。
いろいろご参考にしていただき、ご自身に合った筆を見つけ、
手入れの方法もみつけていただけたらと思って・・・

○INDEX:化粧筆 熊野筆 白鳳堂 洗い方 収納(my クリップから)
   →https://beautist.cosme.net/article/341459 


このブログに関連付けられたワード

このブログを通報する

メイクアップ カテゴリの最新ブログ

メイクアップのブログをもっとみる