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美白3年間の歩み:(6)美白は年間スパンで大きくとらえる

美白3年間の歩み:(6)美白は年間スパンで大きくとらえる

美白の3年間のデータをまとめながら、
途中、気づいていたことがありました。

それは、こまこま測定していたら、その分、データも変動するということ。

そして、スキンケアアイテム云々よりも、
紫外線の影響の方が、ずっと大きいのではないかということ。


■美白アイテムよりも、季節変動の方が大きいのでは?
年間の紫外線量の変動に伴い、メラニン量も季節変動をしているのではないか。
夏には当然、メラニンがあがり、冬になれば、自然に下がる
という大きなカーブがあって、
さらに、春や秋の季節の変化にともない、肌の揺れによって、
メラニンが突出する。
そんな年間のカーブを描いているのではと思いました。

そこで、これまでは、美白アイテムごとに変化を追ってみましたが、
年で区切って、年間のサイクルとしてデータを捉え、
季節の変化で追ってみたら、何かが見えるかも・・・・
とグラフを年別に区切ってみました。
もう少し、年間の季節による傾向が見られると思っていたのですが、
測定の間隔が一定ではないため、季節の変動をとらえきれていません。


■測定回数(間隔)を考慮すると・・・・
1年間に測定した回数は、次のとおりです。

2012年 → 1回
2013年 → 4回 ・・・・順調に下降
2014年 → 7回 ・・・・乱高下

2013年は、順調にメラニンは減少しているように見えますが、
2014年は、乱高下しています。

2013年に使用していた美白は、エストです。
このグラフを見てしまうと、劇的効果があるようにグラフ上では見えてしまいます。
そのため、エストはすごい! という、エスト信仰が生まれました。

ところが・・・・
この4回の測定の間でも、肌診断していたとしたら・・・
2014年のように、途中、激増していることも考えられるわけです。


年間で捉え直すと、もう少し、季節の変動が読み取れて、
紫外線量に近い曲線が見えるかなと思ったのですが、そうはなりませんでした。
これは、測定間隔が年によって違うということもあります。


■個人の変動
そして、個人によって、変動のパターンがあるのではと思いました。
私の場合は、秋により乱れやすいという傾向があるのかも・・・と
思ったのですが、2013年の同時期、9月の測定がないため、
わかりませんでした。

もしかしたら、ここで測定していたら、激増していたことも
考えられるかもしれないと思ったのでした。


■紫外線にあたる量に影響
そこで、思ったのは個人が紫外線にあたる量の問題の方が
大きいのではないかと・・・

たとえば、車を利用した旅行では、
防護してはいても、照射量はどうしても多くなります。
そんな月や翌月あたりの、メラニン量が激増することは考えられます。

そう考えると、2014年 9月の激増は、
その月に車で旅行をしていたのです。
気をつけていたつもりですが、その影響が出てしまったのだと考えられます。

3年間の経過を見ていると、なぜかわからないけど、
メラニンが急増するということが何度もおきています。
季節的な影響のような気もするけど、違うような気もしました。
そして、増えてもすぐに減ったりもするのです。

長期的にデータを並べてみてわかったのは、
結局のところ、紫外線にあたる量が多くなってしまったら、
美白ケアはおいつかないということなのだと理解しました。

よく、美白のコツは、紫外線に当たらないこと。
日焼け止め、いかにUVカットすることの方が大事と言われるのは、
こういうことなのかなと思いました。


■データへの反映はずれる  
データの動きというのは、当初、
リアルタイムに反映されると理解して判断していました。
しかし、そうではない部分も感じられました。

ケアの効果も、すぐに現れるのではなく、少しずれて出てきます。
紫外線があたったあとのシミの増加も、
すぐに反応することもあれば、ずれて、翌月に出ることもあるはず。

今測定した結果は、項目によっては、
その前の月あたりの影響を受けている可能性があるということを理解しました。

これまで、肌診断は、ポイント、ポイントのスポットで、
「今の状態」と捉えがちでした。


■大きなサイクルでとらえる
3年間を振り返り思ったのは、その時のデータだけで判断しない方がいいと
いうことでした。

年間を通して、大きなサイクルとしてとらえ、
生活の状況なども考慮して変化を捉えないといけない。
今のデータは、1ヶ月前の状態を反映していることもあると考えて、
判断することも必要だと思ったのでした。

イプサでは、年4回の肌診断を推奨していました。
2013年のデータが示すように、年4回の測定だと、
順調にメラニンも減り、効果が出ているように思えます。

これくらいの頻度で、季節ごとにおおらかに捉えてみてもいいのかもしれません。


■まとめ
結局、これまでの肌診断データを並べて、
あれこれ考えてみましたが、
私の結論は、美白美容液は、なんでも同じ・・・・ 
という、いつもの結果になりました(笑)
(ある程度の研究をされているものはということになりますが)

結局、美容液を何を選ぶかよりも、
不用意にあたってしまう紫外線の方が、影響が大きいそうです。

というわけで、美白は自分がいいと思うものを、続けること。
続けていれば、美容液では対応しきれない量の紫外線を浴びて一次的に
メラニンが増加したとしても、それを低下させる機能が、
美白を続けていれば、獲得できているのではないかと想像しています。


■ホームグランドを持つ
以下は、個人的な見解ですが、
美白はどれがいいかと、あれこれジプシーをされる方もいらっしゃいますが、
私は、基礎のスキンケアは、どこかホームベースのメーカーを決め
自分にあった一本を選び、数年、それを使ってみた方がよいのではと思っています。
それによって、そのメーカーの肌理論にあった肌ができあがり、
ちょっとした紫外線にも、リカバリーできる肌力が身につけられる気がします。

自分のホームができてから、いろいろな美白を、お試し的に使うと、
効果の違いをより感じたり、時にはカンフル剤的な
効果になるのではないかな・・・と。

常にスキンケアも渡り歩き、いろいろな美白を渡り歩くと、
それぞれに作用機序が違うので、肌は混乱してしてしまうと思うのです。



■肌は情報を記憶する
肌はお手入れを記憶すると思っていました。
以下は、以前書いた美容記事なのですが、

  ○美容理論:化粧品メーカーの美容理論は肌が記憶している?!
    →https://beautist.cosme.net/article/291009

  ○スキンケア:肌が記憶しているスキンケア  
    →https://beautist.cosme.net/article/289460

若い頃に使ったコスメや美容方法を、肌は記憶しているのではないかという仮説です。


最近、クレドポーボーテの理論に、これと同じような考え方をみつけました。
「ブレインスキン理論」と呼ばれていました。
  
  ○肌は好みの成分を選びとる 
   →http://www.cledepeau-beaute-lab.com/jp/report_15/index.html

肌が、「もうひとつの脳」のように考える力や情報処理する力を持っている、
という資生堂独自の理論だそうです。

肌細胞には、好みがあって、科学的に似たような成分でも、
わずかな形の違いを認識し、自分により効果的なものを選び取る・・・

細胞膜に入りやすい成分を肌は記憶していて、その成分を選んで取り込むので、
肌本来の力を最大化させることができるといいます。


独自理論と言われると、あまり信用しないのですが、
自分が感じていた事と同じだったので、共感してしまいました。

つまり、肌が何かいいと感じるかという、
記憶、学習を一度、させておかないと、
自分にとっていいものを、選びとることができないと言い換えることができます。

ホームも持たずにジプシーを続けていると、
肌の脳機能の部分は混乱し、次々に新しいものがくるので、
自分にとっていいものがわからないため、選び取れないことになります。

ということで、肌に自分が好むものを記憶させるというステップが必要で、
ある程度、時間をかけて、使い続けるということが必要になるのだと理解しました。


【付記】
以上が、3年間の美白の私の歩みです。

ところで、これまで測定したSK2の肌診断のデータを並べて、
自分なりの解釈を加えましたが、同じデータでも、解釈を変えたら、
全く違う結果になります。

たとえば、エストの美白は、こんなにメラニンが減りました。
すごい効果があります。
一方、SK2の美白は、使ったとたん、メラニン量が増えて、
全く効果がありませんでした。

という結果につなぐこともできます。
そのあとの、エストのメラニンが上昇していますが、
データをカットしてしまえばいいわけです。

同じデータでも、それを解釈する人の意向で、
導きたい結果を、いくらでも変えてしまうことができるということです。

それまで美白をしていない肌に美白を使ったら、
変化は起きやすい状態でもあります。
エストでコンスタントにメラニンが減少していましたが、
他の美白を使っていても、同じような結果が得られたかもしれません。

エストの悪くなった結果も、
その前に使っていた、SK2の影響だ・・・・ という解釈を
加えてしまうこともできます。

あるいは、今回の結果から、紫外線の影響の方が実は大きいのでは?
ということが読み取れました。

そしたら、効果をアピールしたい美容液は、
極力紫外線を浴びないようにし、
比較対照となる美容液は、紫外線を浴びる。
なんて操作だってできなくはないということです。

データの解釈というのは、いかようにもできますし、
実験の内容というのも、表に見えない部分で、
どのような実験がされているかわかりません。

ということで、データを見た時は、その解釈をそのまま、受け入れるのではなく、
別の見方もできないかな・・・・と思って見直してみる。
そうすると、また違ったことが見えてくるかもしれません。

今回のデータも、また違う解釈、見方もでいると思うので、
それぞれにご覧いただければと思います。


=========================
【参考】
■美白 3年間の歩み (2015年)
美白3年間の歩み:(0)なぜ美白をするのか?('15/3/27)
美白3年間の歩み:(1)メラニンは消えないというけど、消えた!('15/3/27)
美白3年間の歩み:(2)順調に減少した内部メラニン 突如の反乱!('15/3/28)
美白3年間の歩み:(3)SK2の美白に変えたら激変!('15/3/29)
美白3年間の歩み:(4)さらに新たな別のSK2の美白を使用 乱高下する肌('15/3/31)
美白3年間の歩み:(5)エストの美白に戻したら最悪のデータ!!('15/4/6)
美白3年間の歩み:(6)美白は年間スパンで大きくとらえる('15/4/11)←ここ


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