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熱海の「ふふ」という旅館に泊まったことがきっかけでした。
■日本初のシスレーのスパ
３年ほど前になりますが、ちょうどスパに興味を持ち始めた頃でした。
「日本初のsisleyシスレーを使ったエステ」という謳い文句に、
どんなものなんだろうと、興味を持ちました。
同じ熱海のミクラスにも、日本初を謳うスパがありました。
日本初上陸のトリートメント手技「Aromapressure( R)」。
フランス人ゴッドハンドテラピストより全面的な技術協力を頂き、
「Aromapressure(R)」を体験できる日本初のSpaを実現。
同じ地に２つの「日本初」が登場。
初物比べをしてみたのでした。
旅館のエステで、シスレーを知ったのですが、
初ものということで、どんな手技なのか、
また、それぞれのスパエステの違いを知るには、スタイルの違うスパを
試してみることだと思ったのでした。
■事前の調べによると
事前にちょっと調べてみると、高級コスメらしいことが判明。
フェイシャルに力を入れているようです。
植物を主体としたコスメらしいです。
スパの価格、めちゃくちゃ高いです。
こういう価格のスパを受ける人もいるのねぇ・・・と思っていたら、
私が泊まる９月から価格が下がるとのこと。
もし、８月に夏休みをとっていたら、
高い価格で施術を受けなければならなかったと思うと、
お得な気がして、受けてみることにしました。（笑）
始めて受けた時はボディーでした。
■２度目、フェイシャルのお試し
エステを時々受けることがあったのですが、当時は、今更、フェイシャルをしても、
変わるわけがないと思っていたので、
ボディーしか受けていませんでした。
ところが！
こちらのエステは、どうどうと「即効性」を謳っているのです。
即効性なんて掲げて大丈夫なの？
「即効性あり」と言われてしまうと、
ちょっと疑ってしまうのが私・・・・・
しかし、その「即効性」を試してみよう・・・というか、
心の奥底では、「即効性」なんて無理に決まってるじゃない。
どんなものなのか、見てやろうじゃないの・・・って思いながら（笑）
■カウンセリングで確認
施術にはかなり自身があるような印象を受けました。
カウンセリングの際も、
「スパに効果は求めていないので、
癒し・リラックス効果を得られればいいと思っているんです。
これまで、顔のお手入れを全然してこなかったので、
今さら、フェイシャルを受けたところで、変わるわけがないと思っているので、
フェイシャルをお願いすることはありませんでした。
ただ、シスレーがあそこまで『即効性』を掲げているので、
もしかしたら、私にも効果があるのかもという期待を持ったので、
本当に効果があるなら、フェイシャルを、
始めて試してみようと思っているんです。」
そんなお話をしたところ、
相当、自信があるらしく、フェイシャルを勧められたというのが、
シスレーの化粧品との出会いでした。
カウンセリングシートに、現在のお手入れの状況や、
使っている化粧品の記入をします。
やはりこういう場面で、ソフィーナと書くのは、
はばかられてしまうのでした（笑）
■施術
顔の上でアロマの香りを漂わせ、
深い深呼吸で誘導されます。
吐く息を長く長く持続させる、ヨガのような呼吸法を取り入れているようでもあります。
肩のあたりから、胸のあたりに、施術者が手を押し当て、
充分、呼気が吐き出せるように、補助をされていました。
アロマに呼吸法も、取り入れた施術のようで、
他では体験したことのない導入が印象的でした。
その後に使われたプロダクトからの香り。
これが、植物由来の高級化粧品の香りなのね。
高級エステの香り。
やはり何かが違う・・・・
と思いながら、いやされていきました。
■終了後
終わって、お茶を飲みながら、「シスレーの商品です」
と化粧品のリストが置かれていました。
リストを眺めながら、もう、びっくり。びっくり。
1万円を超える化粧品の数々。
ほとんどのアイテムが1万円を超えるものばかりです。
当時、ソフィーナのグレイスを使っていたのですが、
化粧水さえも１万円以上なんて、私には信じられない世界でした。
そして、「本日使った化粧品です」
と○をつけていただいたのですが、
その金額に、意識が朦朧とするのを感じました（笑）
これらを、勧められはしないかと、ドキドキしながら、
上の空で聞いていました。
そして、
「顔だけなく、首なども乾燥されていらっしゃるようですが、
ボディーローションなどは、お使いになっていないですか？」
と聞かれてびっくり。
私のお手入れに、体にまで、ローションをつけるなんて文化は、
存在していませんでした。（笑）
（えっ？ みんなお風呂上がりって、
体にローションなんてつけてるものなの？！） って・・・（笑）
ある種のカルチャーショックでした。
化粧品のラインナップには、
首用のアイテムまであって、もう、びっくり、びっくり。
「お化粧ののり、変わりませんでしたか？」
と言われて、確かにね変わった気はするけど・・・
でも、
「クリームをゴテゴテぬりたくったわけだから、
油と油で、馴染みがよくなるのは、当たり前じゃない！」 って（笑）
当時は、私のお手入れアイテムに、
クリームというものは存在しておらず、化粧水と乳液だけ。
いつもは使わないクリームを重ねられて、
その油分と、ファンデの油分の馴染みが、
化粧ノリのよさなんだと、理解していました。
しかしながら、
「やっぱり違いますね～
さすが、即効性があると言われるだけあって・・・・
最近、遺伝子に効くっていうコスメが発売されたって効いたんですけど、
それも、これくらいの即効性があるんですか？」
なんて話をしていたら、
特別に、サンプルを差し上げますと、
いただいてしまったのでした。
猫に小判、
キトキトにシスレー・・・・（笑）
プロダクトとしてはいいものなのかもしれませんが、
その価値がわからないものに、いくらつけても、
効果の実感はわからなかったのでした。
ただ、「体になにもつけていらっしゃらないですか？」
の言葉が、ちょっと個人的なショックで、
そういうことに気をつかわなくてはいけないのかしら？
と、ロクシタンに向かってボディーローションを購入したのでした。
■植物由来のコスメのイメージ
シスレーを知り、ロクシタンの門を叩き、
そこで、海外特有のコスメスタイルというのを感じさせられました。
香りが特徴的。さすがおフランス。
こういう香りのする国産コスメがあまりないから、
もてはやされるのかしら？
ケミカル、ノンケミカルということには全く無関心でしたが、
「植物由来」ということをどちらもとても強く、訴求されています。
おそらく、「植物由来」で安全、優しいというイメージを
掲げているのだと思うのですが、
個人的にはその意味をあまり感じられませんでした。
■＠コスメの口コミから
詳しい成分などを調べていませんが、
当時、ざっと、＠コスメの評判を見た限り、
植物由来はイメージなのに、結構、ケミカルなものが入っているという
指摘を見受けました。
■植物はイメージ戦略？
それを見て、ヤシの実洗剤のことを思い浮かべました。
ヤシの実という優しいイメージで売ってはいるけども、
成分的には、界面活性剤も含まれる合成洗剤であるのと同じと判断しました。
（詳細は調べていないので、あしからず）
国内にコスメで、植物由来を謳ったものを、
よく知らなかったのですが、
海外の植物由来というイメージに、使う側は、
結構、惑わされているんじゃないかしら？
植物由来というのは、イメージ戦略では？
（実際に、ちゃんとしたものもあるとは思いますが・・・）
と感じるようになってしまったのでした。
また、スプレミヤの遺伝子コスメも、
どうも、その作用機序がわからず、
遺伝子という言葉で最先端の技術をイメージさせながら、
各論、ぼやかしてない？ という印象を持っていました。
とはいいながらも・・・・
■シスレーの香りが 施術の記憶を呼び覚ます
宿泊でアメニティーとして用意されていたコスメを、
持ち帰って使ってみると・・・・
▲シスレーのアメニティー
ふわ～と漂う香り。
ああ・・・・ あの、エステのときの香りだわ・・・
受けた施術を思い起こさせてくれて、
エステを受けている優雅な気分に浸れるのでした。
そして、再度、シスレーのエステを受けたときも、
「ああ、この香りね・・・ これ、これ、
シスレーに戻ってきたわ・・・」
と、ＨＯＭＥに帰ってきたような感じがするのでした。
「香り」と「記憶」というのが密接に結びついていること。
シスレーの化粧品の香りからは、
エステの「施術」が思い出されるという、
とてもよい関係ができていました。
デイリーのスキンケアでも、
エステを受けている感覚でお手入れができるという
とても、よい香として認識していました。
■香りへの疑問が、ある一言で・・・・
使っていくうちに、何か無理を感じ始めていました。
これは、ホントにいい香りなんだろうか・・・
「高い化粧品だから、いい香り」って
私は思おうとしているんじゃないか。
最初にこのサンプルを使った頃の
優雅な気分が次第に、薄れ出していたのでした。
あるとき、旅館に宿泊をした方のブログを見ていたら、
「シスレーのコンパウンドの香りが、どうも苦手と思っていたら、
昔の母の鏡台の中のニオイだと気づいてしまった。
それからいやになった」というものでした。
それだ！ 確かに昔の鏡台のにおい！
そう思い始めてから、
エステを呼びおこさせる香りだったのが、
子供の頃に感じた、おばさんのお化粧品のニオイに、
感じられるようになってしまったのです。
今、その書き込みを、再度確認してみたところ、
私の思い違いだったみたいだったのか、修正されているのか、
なんと、
「おっさん臭い香り」
と表現されていました。
コンパウンドを使うにあたって、
「高い」のと「おっさん臭い香り」で悩んだけど、
使い心地がいいので、使っていると書かれていました。
（おっさんの臭いと思っても、
使い心地を優先するんだ・・・）とびっくり。
■＠コスメでも おじさんのニオイという評価
＠コスメの評価を見ても
・中年のおじさんのきついニオイ
・おじさんの整髪料くさい
・においがおじさんっぽい
・おじさんぽいのが難点
・加齢臭じゃないんだけど、昔の人みたいな匂い
・中年のおじさんのきつい匂いがずっと続く
・自分からこんな匂いが漂っているのか…と思うと気分が下がる
・よくいえばハーブ、悪く言えば魔女が何か煮詰めて漂わせていそうな薬草臭
といった声もあって、そういう意見を見てしまうと、
もうよけいダメダメ状態になってしまいました。
■他の植物由来プロダクトに触れて自分の好みを知る
同じフランス製品で、植物主体の「ヨンカ」を使ったエステを受けた時のこと。
それまで、アロマを主体としたエステは受けていなかったのですが、
スパ IZUMIの香りに包まれたら、
私が好きな香りは、こんな香りなんだってことが、
はっきりわかった気がしたのでした。
同じフランスの植物由来の「シスレー」と「ヨンカ」
その両方を体験したことで、
実は、シスレーの香りが苦手だったということに、
気づかされたのでした。
まだ、エステ経験も少ない初期に受けたシスレー。
植物由来、高品質、高級エステ・・・
だからいいもの。効果がある・・・と、
思わなければいけないという気持ちが働いていたのかもしれません。
しかし、体の奥の方では、苦手なんだってことを、
気づいていることも、実は自分でもわかっていた気がします。
そこに「この香りが好き！」と思えるものに出会えたことで、
好きな香り、苦手な香りがはっきりしたような気がしました。
きっと、シスレーの香りは、苦手・・・
それを、体のどこかで感じてはいたのだと思うのです。
それに気づいてからのシスレーの施術の
感じ方が変化しました。
■今までとは違う香りに変化
また、施術を受けたときには、
明らかにコンパウンドの香りを、異物（？）のような認識になっていて、
いい香りと思っていた印象とは変わっていました。
「今、コンパウンド、塗られましたか？」
「はい・・・」
「やっぱり・・・・
最初、この香りに癒されて、シスレーのエステを受けてるっていう
気分にさせられていたのですが、
母親の鏡台のニオイと言っている人を見てから、
どうも苦手になってしまって・・・・」
とお話したら、
「このアイテム、男性の利用者も多く、
うちのスタッフの○○や○○も
使っているんですよ・・・」とのことでした。
■男性愛用者
男性も使うんだ・・・と
ちょっと、びっくりしていました。
帰りに使っているというスタッフさんにお目にかかり、
「○○さん、コンパウンド、使われていらっしゃるそうで、
シスレーで聞きましたよ～」
「はい、とても乾燥肌なもので、いろいろ試してみたのですが、
コンパウドだけがあったんです。
これだけですむので、助かってます」
ふ～ん・・・・・そうなんだ・・・・
ということで、戻ってから、ニオイに敏感な
主人にこれをつけて試してみることにしました。
ふふふ・・・ どんな反応をするか楽しみ・・・・
スパ銭に行ったとき、お食事待ちしているときに、不意打ちに塗ってみました。
「なにするだんよ！
なんなんだよ！ このにおいは！
くせぇなぁ・・・・」と大騒ぎでした。
「ふふの○○さん、この乳液、使ってるんだってよ～」
「よく、こんなもの、使えるな・・・信じられない・・・」
ということで、愛用者もいれば、
この香りに抵抗を示す人。
そして、癒しの香りと思っていたのに、
ある一言がきっかけて、苦手な香りに転じてしまったという、
自分自身の香りの感じ方の変化に、おもしろさを感じています。
■香りの感じ方の変化
高級コスメ、高級エステということは、
香りの感じ方も、変えてしまうということなのでしょうか？
置かれたシチュエーションが、本来は苦手と思っている香りを、
特別なものとしてとらえて、
「香り」と「記憶」というかたちで結びつけ、
施術を思い起こさせるというように、
プラスに働くのでした。
ところが、ある一言が、それを逆転させてしまったのです。
香りの感じ方は不思議です。
シスレーの代表されるアイテムとも言われる、
エコロジカルコンパウンドの香りの感じ方も、
人によっていろいろです。
■他人への影響は？
興味深かったのは、
「自分からこんな匂いが漂っているのか…と思うと気分が下がる」という口コミです。
乳液のような位置づけで使うアイテムの香りが、
他人に対して実際にどの程度、
香りの影響を与えるものなのでしょうか。
スキンケア商品、全般に言えることですが、
化粧水、乳液、クリームの香りは、
どれくらい他人に、認識されるものなのでしょう。
特にそれが苦手な人には・・・
スキンケアの香りは、持続せず、すぐに飛んでしまうものなのでしょうか？
しかし苦手な人は、敏感に察知しているかもしれません。
エコロジカルコンパウンドの香りを苦手とする方は、
多くはないかもしれませんが、
決して少なくもないという印象を受けました。
エコロジカルコンパウンドの香りだけでなく、
デイリーで使っている、自分の化粧水や乳液などの香り。
自分はなんでもなくても、もしかしたら、苦手と感じている人がいるかもしれない。
そんな意識も、少しは持っていたほうがいのかなと思いました。
だからと言って、どうすることもできないのですが・・・
私自身は、エコロジカルコンパウンドの香りが苦手と変化しましたが、
遠ざけるほどの苦手さではありません。
これからも、サンプルでいただければ使いますし、
アメニティーでいただけば、使わせていただきます。
シスレーのエステも、お得に受けられるならは、
受けようと思っています。
完全拒絶状態ではありません。
そのため、他人が、デイリーで使われていても、
気にならない程度の苦手です。（笑）
実際に使っている人と、接して、それを感じたこともありませんでした。
旅館で使っているというスタッフさんとお話していて、
気になったことはありませんでしたし、
他に愛用されている知り合いもいますが、気になりませんでした。
しかし、うちの主人だったらどうなのかな？（笑）
でも、主人も、旅館のスタッフさんのこと、クサイと
言ったことはなかったので大丈夫かしら？（笑）
「スキンケアの香りの影響」
日頃、あまり気にしたことがありませんでしたが、
エコロジカルコンパウンドを通して、
基礎アイテムの香りについても、考えさせられました。
シスレーをご愛用されている方もいらっしゃると思いますが、
エコロジカルコンパウンドの香りということだけでなく、
みなさんそれそれが使われている基礎アイテムの香りについて、
他の方がどのように感じているかを、
ちょっと確認してみてもよいかなと思いました。
【コメント】
https://beautist.cosme.net/article/478747
＝＝■■メーカーの出会いとイメージ■■＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
〇【花王】との出会いとイメージ
→https://beautist.cosme.net/article/277616
〇【アスタリフト】（富士フイルム）との出会いとイメージ
→https://beautist.cosme.net/article/278300
〇【Sk２】の出会いとイメージ
→https://beautist.cosme.net/article/278969
〇【アテニア】との出会いとイメージ
→https://beautist.cosme.net/article/279796
○【シスレー】との出会いと、香りの感じ方の変化 ←ここ
→https://beautist.cosme.net/article/401578
【関連】シスレー
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■カウンターめぐり
○カウンター：【シスレー】旅館アメニティーで使っていたなじみのあるブランド
→https://beautist.cosme.net/article/333063
○シスレー：【カウンター巡り】３ヶ所巡ってみた
→https://beautist.cosme.net/article/412466
■シスレーのイメージや美容理論
○【シスレー】のイメージ フィトコスメトロジー（植物美容学）って？
→https://beautist.cosme.net/article/402377
○【シスレー】との出会いと、香りの感じ方の変化 ←ここ
→https://beautist.cosme.net/article/401578
■アイテム使用感
○【シスレー】を代表する「エコロジカルコンパウンド」を使ってみました
→https://beautist.cosme.net/article/407138
○【シスレー】スプレミヤを使いました！
→https://beautist.cosme.net/article/403246
○【シスレー】「ブラックローズクリームマスク」「シスレイヤー」の使用感
→https://beautist.cosme.net/article/410293
■効果
○お肌診断：過去最高のバランス！ 理由がわかっても喜べないのは・・
→https://beautist.cosme.net/article/426065
■遺伝子コスメについて
○遺伝子コスメ：（1）シスレーのスプレミヤから遺伝子コスメを考える（３年前）
→https://beautist.cosme.net/article/396425
○遺伝子コスメ：（2）シスレーのスプレミヤから遺伝子コスメを考える（３年後の今）
→https://beautist.cosme.net/article/408735
