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カウンター:【イプサ】個別のレシピを作る肌診断とワクワクするブランド 

カウンター:【イプサ】個別のレシピを作る肌診断とワクワクするブランド 

イプサから、お肌診断のカウンセリングを受けると、
スキンケアのサンプルがいただけるというチラシが届きました。

以前、イプサに訪れたことがあり、
こちらの肌診断が充実しているということをあとから知って、
診断してもらわなかったことを残念に思っていたので、
これは好都合と訪れてみました。

ご案内は、新作ファンデの紹介がメインだったようですが、
どちらかというとスキンケアの方に興味があることを伝えました。

最初にお時間があるかどうかの確認の上、
メイクオフして、肌診断になりました。


■肌診断
メイクオフしてから、測定するまでの間、肌が安定するために時間を置いています。
その間、肌状態に関するヒアリングや商品の説明をされていました。

測定の機械に目をやると、「待機中」と表示されていて、
正確に時間を測っていることが伺えました。

  以前、資生堂の肌診断でも、メイクオフ後に
  時間を置いたり置かなかったりするという話があり、
  どちらも同じという話で、腑に落ちなかったのですが、
  イプサでは、ちゃんと時間まできっちり決められているのだなと思いました。

スタンバイ状態になって、測定開始です。
測定されたデータが示され、アドバイスをカルテのようなシートに記入されています。
そのシートはボードのような台に置かれていて、
書いた内容が、そのまま画像情報としてストックされていくシステムなのだそうです。

記入された用紙は、手元にいただくことができます。


■イプサの約束 個肌カウンセリング
イプサではじっくり個々の肌と向き合うということを打ち出していて、
トラブルの原因を時間をかけて探ることをモットーにしているそう。

◆STEP1 肌情報の収集
それは、ヒアリングという会話から、そして指で触れた感触から、
まさに、「肌と対話する」ようにそれぞれのレシピを作っていきます。
第一のステップは、肌情報の収集。
生活習慣、悩みなど広く視点からアプローチ。

◆STEP2 肌状態の数値化
キメ・水分保持・皮脂分泌・透明感・弾力などの肌の潜在能力を数値化。
肌色なども測定。

◆STEP3 理想の肌へのアドバイス
カウンセリングやデータを元に、スキンケアアイテムを紹介。


以上のようなSTEPで勧められており、
それぞれ個人に合わせて作成されるレシピが売りのようです。


■化粧品についての説明
日頃、何を使用しているかというヒアリングの結果から、
アンチエイジングラインという判断をされました。

アンチエイジングラインは、3種類の化粧水があり、
今回、油分がめちゃくちゃ少なかったため、
一番、しっとりのタイプを勧められました。


■美白も兼ねた化粧水
こちらの化粧水は、美白も兼ねているそうです。

美白についての説明があり、成分は、Mトラネキサム酸だと伺いました。

  あれ? これ、先日、クレドポーで、特許切れした成分で、
  サンローランに使われていると聞きましたが、
  こちらでも利用されているのねと思いながら伺っていました。

クレドポーのさらりに対して、こちらは、
化粧水とは思えない濃厚さでした。



■イプサは、資生堂系列の会社
その後、いろいろお話をして、ここの会社って母体はどこなんだろう?
外資系? と思いながら、直接聞くのもはばかられていたのですが、
会話中に、イプサが資生堂だということがわかりました。
それで、全てがつながりました。
美白成分は、特許切れを使わせてもらってるのではなく、本家本元だったのでした。

  (そういえば、そんな話、以前、聞いたことあったっけ・・・・
   あそこも? と思うようなところまで、資生堂で、
   資生堂は、コスメの種類を多く出しすぎて、
   散漫になっているなんて話がニュースで流れていました。
   アユラなども、資生堂だそうです)

そして、肌測定についても納得しました。
フルメイクオフで測定するところというのは、あまりなく、
イプサでメイクを落とされ、こんな測定をするのは、
資生堂ぐらいなんだけどな・・・・ と思っていたのです。
それもそのはず、同じグループ会社だったのでした。

ところが、イプサは、肌測定までの時間は、きちんとカウントするなど、
測定手技が統一されていることには、感心しました。
同じ、資生堂グループなのに・・・・ 
と思ったのですが、そういう曖昧さを排除して、
新しいブランドとしてのコンセプトを打ち出しているのかなと思いました。

後発の化粧品のブランドになるほど、科学的なアプローチを
しているようにこれまでも感じられていました。


■測定に時間を置く理由
なぜ時間を置くのかを伺ったところ、メイク落とし後は、化粧水で肌を整えるため、
直後の水分が多く出るので肌を安定させるためと説明されました。

このお答えで、やっと納得できました。

以前、資生堂のカスタマーに確認したときには、
置いてもおかなくてもいいという返事だったのですが、
それなら、置く必要がないわけで、納得がいきませんでした。

いろいろ調べてみると、正式には、5分置いて測るらしいことがわかりました。
5分置くことで、水分が蒸発しないか確認すると「しない」と
きっぱり答えられたのですが、ホントかな・・・と
腑に落ちなかったのです。

これまでの経験で、化粧水をつけた直後の肌診断は、
水分値が上がるということを、実体験しています。

  →https://beautist.cosme.net/article/307936

上記の結果は、BAさんのお答えと一致するもので、
こうした裏付けを元に、イプサでは、測定方法も統一し
徹底しているのだと思いました。

一方、資生堂、クレドポーボーテで測定して頂いたときは、
5分置くことなく測定されました。

後発部隊はより、科学的にアプローチしているというのを、
肌診断測定でも、伺い知ることができました。

最高級のクレドポーでは、肌診断の測定も、
正確さを求めないのかなと思い、
同じ資生堂グループといっても、考え方は、全く違うのだということを理解しました。


■イプサについて
(wiki pedhiaより)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「多様化する購買ニーズへの対応」と「デパートでの新たな売場獲得」という政策で1987年営業開始。「カウンセリング・応対」と「販売(レジ)」の美容部員を分け、客に「購入しない選択肢」を与える分業制度など、斬新な売り方で話題。

一人ひとりの肌に合った美容法をお客さまと共に創る「レシピの共創」をコンセプトに独自の商品体系・カウンセリングを展開。美容部員が懇切丁寧なカウンセリング・アドバイスを実施することで支持を集めた。

「ワクワクする会社・ワクワクするブランド」を目標に掲げ、「イプサにしか出来ないこと」を合言葉に、差別化第一のマーケティングを展開。

最たる例は、現役のクルーをブランドモデルに起用し、「イプサを使うと肌がキレイになる」ことを体現・実証。

人材育成にも力を注ぎ、社内研修・教育の拡充を図る。「総合職」採用を開始し、優秀な人材を幅広く募っている。「SD(ショップディレクター=各店のマネージャー)始点業務・意識改革」を掲げ、毎月各店舗から上がってくる各種要望事項に対して出来ることは翌日から改善したり、販売第一線が望まない商品は発売しないなど、顧客やそこで接客するSD・クルーを基点とした業務改善を推進している。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なんとなく、名称やブランドのイメージから、
外資系の会社かと思っていました。
そういう意味では、差別化がうまくされていて、
親会社のできていないことを、フットワークよく、
実践されてきたように感じられます。

現場のBAさんを、ブランドのモデルと位置づけたりで、
担当された方の肌もきれいでした。
現場の声を吸い上げたり尊重したりというのは、
花王の戦略にも通じるものがあると思いました。


■接客
接客の基本的な部分を、しっかり抑えて対応されていると感じられました。
まずは、時間があるのかどうかの確認し、
お客さんの要望を吸い上げていました。

時間があるのかどうかの確認というのは、当たり前のようですが、
意外に重要なことだと思っています。
大抵は、どこでも確認されるものなのですが、
高級ブランドコスメだと、そのあたりがないがしろになる傾向がある気がしています。

  以前、SK2で肌診断のデータ結果を、一部、端折られて伝えられたことがあり、
  いつも測定されていて、教えていただいているのに、
  なぜ端折ってしまったのか確認しました。
  会話の中で、「このあと○○に行く」と言ったことで、
  勝手に急いでいると、判断されていたということがありました。
  なぜ、最初に「時間があるかを確認する」という基本をしないのかしら?
  しかもその対応された方が売り場の責任者の方だったということがありました。

  そういえば、先日のクレドーポーでも、
  お時間の余裕は? という質問はありませんでした。

そして、いろいろ、商品のサンプルを出していただいた上に、
さらに、「気になるものはありませんか?」
と、お声かけをしていただけるのは、とてもうれしいです。

イプサのマリンブルーの洗顔がとても印象的で気になっていて、
以前もいただいていたのですが、使わないままになっていたため、
それを加えていただきました。

さらに、シャドーのカラーも気になっていたので、見せていただきました。
ブルー系を探しているのですが、ブルー系は1種類しかないそう。
イプサのテーマカラーがブルーなのに、少ないのが意外だったのですが、
以前は、何種類かあったそうです。
今は、絞られて日本人の肌色に合う色を多くそろえているのだそうです。



■診断結果
意外にも
○水分保持力:61  平均をかろうじて上回り、まあまあってところでしょうか。
○皮脂分泌力:4  100のうち4です。  油分、全くなし!の欠乏状態(笑)
○ハリ・弾力:24
○透明感:11(基)

そして、ターンオーバーが悪いとのこと。  これ、いつものお決まりです(笑)

肌状態のゾーンは2で、
みずみずしくなめらかな肌 ということらしいです。

測定結果は、馴染みのエストの視覚で表されるグラフと違い、
数値でなので、その数値がどの程度のものなのか、
直感的にわかりにくい気がしました。

が、平均が、50だそうなので、慣れかと思います。


■差別化第一のマーケティング
を掲げているとおり、一味、違う・・・を感じさせられました。
同じ資生堂とは言っても、それぞれのブランドの特徴が見られ、
全く違うと考えていいと思いました。

化粧品の成分などは共通で使用。
肌測定の機械の基本的な原理や仕組も、同じなのかな・・・
と思ったのですが、運用面では、大きな違いを感じました。

やはり自分には、高級コスメでなく、
等身大の接客していただけるブランドがあっているのだなと思いました。


数年前にも、イプサに行ったことがあり、
その時のこと、記事にしてなかったっけ? と思ったら書いてありました。
資生堂系列だってことも書いてあったのですが、すっかり忘れてました。


  ○カウンター:【イプサ】17種類の化粧水からどうやって選ぶの?
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